ウソ告から始まった僕たちの交際。
でも恋人になるために彼女からある“条件”を出された。
1つ目は“放課後になるまでお互い話しかけないこと”
2つ目は“連絡のやりとりはできるだけ簡潔にすること”
そして最後、
3つ目は“本気で好きにならないこと”
だった。
あのときの僕はどうして本気で好きになってはいけないのか正直わからなかった。
水瀬への気持ちが嘘だと言えなくなった頃、僕は君の秘密を知ることになる。
君が、
“記憶障害”ということを。
だけど、君と過ごしていく日々はとても幸せで、
いつのまにかそんな君を好きになっていた。
一日ごとに削除されていく記憶。
でも君との思い出は一生忘れない、かけがえのない日々だった。
どんな記憶も完全に消えるわけじゃない。
明日の君も楽しませてあげると決めたから。
一日限りの恋が積み重なって、君への「好き」がどんどん積み重なって。
そんな君のそばにずっといたい。
でも、それが叶わないのはわかってる。
だから、許される限り君といたい。
【僕を忘れてしまう君と、】Start
水瀬あなた
誕生日 1月27日
高校1年生のときに事故にあい、前向性健忘という病気を患う。
一日ごとに記憶が無くなってしまう。
毎日日記を書き明日の自分に繋げている。
西村拓哉
誕生日 4月19日
いじめられている友達を助けるために、水瀬に“ウソ告”をする。
水瀬への気持ちが嘘だと言えなくなった頃、水瀬の秘密を知る。
母は小学1年生のときに病気で他界し、今はお父さんと二人暮らし。
作者です!
プロローグを見てもらったらわかるようにこの作品は、
「今夜、世界からこの恋が消えても」のパクリ作品となっております!💦
作者自身とてもこの作品が好きで、いつか書いてみたいなと思っていました。
透くんが道枝君くんではなく西村くんに、そして真織ちゃんが莉子ちゃんではなくあなたになります!
パクリ作品とはなりますが、よろしくお願いします!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!