第28話

#25
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2023/12/06 10:00 更新
おんりー
ゲホッ、かひゅっ……はあっ、おらふくんッ…!
おんりー
…、何で助けたの!?
息が整うのを待たずに怒鳴りつける。
死ぬ寸前で邪魔された事が、どうしても許せなかった。
おらふくん
……死んでほしくないから。
おんりー
アッハハ、人命救助だとでも思った!?
おんりー
残念、ただの余計なお世話だよ!
見限ってもらうために、嘲笑を絶やさないで話す。
次邪魔されたら、おらふくんを殺すかもしれないから。
当然殺したいだなんて思ったことはないけど、無意識に――ということもある。
おらふくん
……何で…?
おらふくん
何でそんなに死にたがるの……?
おんりー
死にたがる?違うよおらふくん。
おんりー
“生きたくない”んだ。
おらふくん
……?
おんりー
例えば、生きない方法が別にあるなら、俺はそれを選ぶ。でも、現実は生きない=死だ。
おんりー
だから死ぬだけ。
おんりー
まともな人からしたら同じかもしれないけど、俺にとっては少し…いや大分違うんだよ。
無駄だ。こんな事を言って何になる?
理解なんてされない。されるわけがない。
それなのに、口が勝手に説明を始めてしまう。
おらふくん
どういう……?
おんりー
分かりやすく言うなら、俺にとっての“死”はあくまで手段であって目的ではないってこと。
おんりー
「〇〇したいから△△する」って定型文があるなら、俺は「死にたいから死ぬ」じゃなくて「生きたくないから死ぬ」になるんだよ。
おんりー
……まぁ一言にしたら結局『死にたい』
になっちゃうんだけどさ。
おらふくん
……それでも死んでほしくない。
おんりー
は?じゃあ他に生きない方法でもあるの?
おらふくん
それは……えっと……
おんりー
……手段がない提案程馬鹿なものはないよね。
おんりー
もういいや。
おんりー
じゃ、次邪魔したらゆるさないから。
これで話は終わり。
言外にそう伝え、波打ち際に向かって歩き出す。
おんりー
それとここに来る途中で聴いた足音、
おらふくんでしょ?
おんりー
ストーカーまがいの事、やめたほうがいいよ。
無駄によく回る口は、勝手にカマかけまでしてしまった。
しかし、本当にあの足音がおらふくんだったとは。
尾行がお上手なようで。そう言わないよう、自制する。
口が滑ったら面倒くさいことになるからだ。
おんりー
……はぁ…
波の中で呆然としているおらふくんを見て見ぬ振りする。
溜息を一つ零して、そのまま重い体を引きずって帰った。
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
ありがとうございました!
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
最近迷走してきててやばいです……。
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
どう収拾つけようかな……
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
『(自称)サンタ』に文才貰いたい…。
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
おつかぶ!

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