_司side_
そう、あれは…
ショーを終えて片付けをしていたら、小さな子供が駆け寄って来た
すると、その子が足を引っ掛けて転んでしまった
類が擦り剥いたその子の膝の傷に手をかざす
何をするのかと思っていると、何かを呟く
すると類の手から光が溢れ出す
光が消えると、その子の傷は綺麗に塞がって
最初からなかったかのようになっていた
優しく微笑む類
興奮し切った笑顔で楽しそうに喋る子供に、にこにこと相槌を打つ類
友達と一緒に!と笑う子供
いつも通りの綺麗な笑みを浮かべる
笑顔で手を振った子供に、微笑んで手を振り返す類
オレの方を振り返った類に歩み寄る
一瞬、やってしまった と言うような顔をして困ったように微笑む
類が能力を持っていたとは…
もしや聞いていないだけで、類も「白百合」だったりするのだろうか
時が止まった
そんな気がした
類はまた微笑む
やはりこの知識量は尊敬するべきだな
天才恐るべし
そんな事を考えていると、えむの声がする
朗らかに笑って返事をし、小道具が入り混じった段ボールを抱える
その後はえむの怪我を治して片付け
能力については、それ以上触れなかった
しかし…
すると
こはねが小さく手を挙げる
↑↑↑聞いてない




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。