第5話

【5】昔話①《⚠️自⚪︎表現あり!⚠️》
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2025/07/01 12:53 更新
※自⚪︎の表現あり!
























佐倉 希空
佐倉 希空
そーいえば…今日って
あの日だったよね
雨白 楓都
雨白 楓都
あ〜……あれか
海月 澪
海月 澪
俺,あの話あんま好きじゃねえな〜……
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
……でもこんなクソみてぇな
病院にいたら,あーなるのも仕方
ねぇよな…
神楽 涙伊
神楽 涙伊
そうだな…あれからもう一年か
西宮 千尋
西宮 千尋
?なんの話してるの?
みんなが険しい顔で話し始める。
あの日。とは何なのだろう何かの記念日?
でも記念日にしては雰囲気が暗すぎる。

何の話をしているのか,全く
理解できない
雨白 楓都
雨白 楓都
あ〜…千尋はまだわかんないよね……
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
どーする?話す?
佐倉 希空
佐倉 希空
……やっぱりさ!辛くなっちゃうけどさ…
あのことは千尋ちゃんにも分かって
もらった方がいいんじゃない…?
神楽 涙伊
神楽 涙伊
…俺も同感だ
海月 澪
海月 澪
…じゃあ,千尋。ちょっと
長くなるけど…いいか?
西宮 千尋
西宮 千尋
うん。
海月 澪
海月 澪
一年前のこの日………
6月21日,俺,小鳥遊 杏が病院に来てから
2週間が経った頃だった。
佐倉 希空
佐倉 希空
杏!こっちこっち〜!
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
すぐ行く〜!
佐倉 希空
佐倉 希空
杏もだいぶ慣れてきたんじゃない?
ここでの生活!
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
うん!もうだいぶ慣れた!
この時のメンバーは,
俺・希空・楓都・涙伊・澪…そして、“瑠奈ルナ”の
6人だった。
雨白 楓都
雨白 楓都
あ!瑠奈,治療終わったの?
篠崎 瑠奈
篠崎 瑠奈
うん!今日は早めに終われたんだ〜!
彼女は誰にでも優しくて,
愛想が良くて,とっても元気だった。
けど,それは本当の瑠奈ではない。
元気っ子を演じている,言わば役者の
ような子だった。
神楽 涙伊
神楽 涙伊
じゃあ瑠奈もオセロやんね?
澪ももうすぐ治療の
時間だしさ〜
篠崎 瑠奈
篠崎 瑠奈
おっけー!じゃあオセロ持ってくるね!
普通の人からしたら,彼女が闇を
抱えているなんて事は思いもしないだろう。

けど,彼女の病気は決して簡単なものではなかった。
6月15日,この日は瑠奈の
病気が初めて目に見えた日。

急に奇声を上げて,壁に向かって謝り
続けていた,何だかこっちも不安に思えた。
篠崎 瑠奈
篠崎 瑠奈
!?…ッウ゛ァあァァ!!
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
!?る,瑠奈……?
篠崎 瑠奈
篠崎 瑠奈
いやッごめんなさいごめんなさいッッ
謝るから許してくださいッッッ…!!
海月 澪
海月 澪
先生〜!瑠奈がまた…!!!
五十嵐 凛
五十嵐 凛
瑠奈の声が……!
って,あぁ…また出ちゃってる。
瀬那 佳代子
瀬那 佳代子
最近多くないですか…?
五十嵐 凛
五十嵐 凛
そうね…これはもうすぐ特別病棟に
入れた方がいいかしら
瀬那 佳代子
瀬那 佳代子
瑠奈ちゃん…?先生のこえ、
聞こえるかな?
篠崎 瑠奈
篠崎 瑠奈
いやッやめて…!!!
私が悪かったから…!!これ以上は
やめてッッッ!!!!
五十嵐 凛
五十嵐 凛
…駄目だ,聞こえてないわね
瑠奈はたまに,瑠奈にしか聞こえない
誰かの声が聞こえるんだとか,
しかもそれが,彼女を傷つける言葉ばかりで,
それに苦しめられていた。
そんな状態がしばらく続くと,彼女は
叫び疲れて寝てしまっていた。
すやすやと眠る彼瑠奈の頬には
無数の涙の跡があった。
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
…寝てる
瀬那 佳代子
瀬那 佳代子
泣き叫んで疲れちゃったのかな〜…
五十嵐 凛
五十嵐 凛
杏、瑠奈を病室に運ぶから
手伝ってちょうだい?
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
うん
これから数日後の,ある日のこと。
俺は夜中,御手洗に行こうと体を起こす。
最近の病院は,夜でも廊下の明かりがついているのが
普通だ。ホラー映画で見るような真っ暗な病院を
想像していたが,思ったよりも明るく,安心している自分がいる
用を済ませた後,自室に戻ろうとした。
けど,屋上に繋がる階段を上っていく
人影が見えた。
瑠奈だった。
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
…瑠奈。何してるんだろ
俺は彼女のことが気になり,
足音を立てないように,そっと階段を上った
in,屋上
屋上につき,ドアを開ける。
そこには案の定瑠奈がいた。
でも,いつもの瑠奈ではなかった。
フェンスの前で靴を脱ぎ,一枚の紙を
その靴の中に入れた。一体何がしたいのだろう
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
…瑠奈,何してるの?
篠崎 瑠奈
篠崎 瑠奈
…!!あ,杏…
そう言うと,一瞬驚いた顔をしたのだが,
その後穏やかな笑みを浮かべた。
何だか不気味だった。
篠崎 瑠奈
篠崎 瑠奈
杏…ごめんね,ばいばい
そんな言葉を残した。
まるで死ぬ間際の人間が言う言葉のようだ
そして
瑠奈はフェンスを跨ぎ,下を見る
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
瑠奈…!ねぇまっ…
『待って』そう言い終わる前に
彼女の姿は消えていた。
“ドンッ”と,鈍い音が響く。
下を見ようと一瞬思ったけど,怖くなって
直ぐに階段を降り,自室に戻った。
翌日,結局昨日は瑠奈のことが気になって
仕方がなくてあまり寝られなかった。
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
おはよ〜……
雨白 楓都
雨白 楓都
おはよ,今日は一段と眠そうだね?
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
あんま寝れなくってさ〜……
海月 澪
海月 澪
へへ〜ん,これで分かったか?
寝れたくても寝れない俺のき!も!ち!
小鳥遊 杏
小鳥遊 杏
何となく分かったかも
佐倉 希空
佐倉 希空
…ねぇねぇ!そういえば……
瑠奈は?
神楽 涙伊
神楽 涙伊
この時間だと…とっくに起きてる
はずなんだけどな…
雨白 楓都
雨白 楓都
先生に聞いてみる?
佐倉 希空
佐倉 希空
そうだね!
佐倉 希空
佐倉 希空
先生〜!
五十嵐 凛
五十嵐 凛
あら,皆んな。どうしたの?
雨白 楓都
雨白 楓都
なんか瑠奈がいなくって…
五十嵐 凛
五十嵐 凛
あぁ………瑠奈のことね。
……良い?みんな,これは少し
びっくりしちゃうかもしれないけど,
五十嵐 凛
五十嵐 凛
あの子のためにも,しっかり伝えなきゃ
いけないことなのよ。
神楽 涙伊
神楽 涙伊
…どういうこと?
海月 澪
海月 澪
なんでも良いから早く教えて
くれよ〜!
なんだろう,何か嫌な予感がする。
五十嵐 凛
五十嵐 凛
いい?瑠奈はね………

















































五十嵐 凛
五十嵐 凛
屋上から飛び降りて,死んだのよ

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