困惑気味な私の言葉につられたのか、

あやふやな答えになってしまったスンチョルさんにつっこみを入れる秘書さん。

わぁ、、、秘書なのにヒョン呼びなんだ、、仲良いんだなぁ。

2人の会話が微笑ましくて、そうつぶやくと秘書さんが私を見た。

さっきまでスンチョルさんをどついていたとは思えない切り替えをして、

挨拶をする秘書さん、もといブ・スングァンさん。

きっと仕事ができる方なんだろう。さっきまでスンチョルさんを”ヒョン”と呼んでいたのに、

私と話すときはしっかり”社長”になっている。

切り替えもできて礼儀正しい秘書さんなんだなぁ、、、と私が感心していると。

ふとスンチョルさんが話しかけてきた。

スンチョルさんは休日出勤だというのに私は買い物してるなんて、、、話して良いんだろうか。

なんか殴られそう。だってスンチョルさん銀髪なんだもん。ヤンキーじゃん。←

ひょこっと私の後ろから突如として出てきたウナク。

やめろビビったわ。

スンチョルさんがウナクを見て私に尋ねた。

何やら納得したらしいウナクがニヤニヤとしながら私に耳打ちしてくる。

いや、スンチョルさん優しそうか？？

いや、優しい人だけど！！親切だけど！！

でも髪色明るいじゃん？マイルドヤンキー感あるじゃん？？←

てかウナク絶対「イケメン」ってことだけで判断したろ。

お前判断基準女子すぎか？？

こいつ距離感やばくね？？ヒョン呼びまで早すぎじゃね？？初対面だよね？

あれ私がおかしいのかな？これが陽キャの普通なのか？？

とんでもない爆弾発言をしたウナクの足を蹴って

スンチョルさんの方を見ると耳を赤くして困ったように笑っていた。

大声で叫びながら軽く走ってくるジェヒョン(うるさいからやめろ)と

あとを追ってきたであろうドンミンにドンヒョン。




え、ウナクがいなくなったのに気づいてウナクの執事は来るのに私の執事は来ないの？？

おいソンホ？サンヒョク？？どうなってんだ？？←

2人にお辞儀をするジェヒョン。と、少し後ろで同じく礼をするドンミン、ドンヒョン。

いや〜こういうの見るとやっぱ執事なんだなと思うよね。

いっつも執事感ゼロなのに。←