鬼滅の刃っぽさあります(主は…鬼滅好きなんすよね…)
れるは、気がついたら薄暗い山奥に居た
木が生い茂り視界も悪く、木や草、川のような匂いしかしない
森を歩いていると少し明るい空間を見つけた
そこに歩いていくことを選んだ自分を殴ってやりたい。
そこに行かなければ、この光景を見ることもなかった
そこには、沢山の狐の地蔵が置いてありそこの中心部には
人の✗骸とその✗骸を食べる後ろ姿があった
れるは一気に息の根が止まるのかと言うほどの恐怖に襲われた
音を立てずに逃げようとして後退りをした
その矢先、木と木に絡まる蜘蛛の巣に引っかかって後ろに尻餅をついてしまった
アイツの身体が少し動いた気がした。
あぁ…終わった…
ソイツはれるに話しかけながらゆっくりと歩み寄ってくる
そして怯えるれるの手を優しく掴んでこういった
れる、どうなってまうん…?
喰われる?✗される…?
唐突に来た安堵感で風邪を引きそうだ…
そんな幸せは長くも続かなかった
朝起きても、こえくんはおらんかった
日が出かけている朝04:30頃
こえくんを探す為森の中を探し始める
見たくもない、思い出したくもない、そんな光景がれるの視界に入った
こえくんが血だらけのまま刀で木に固定されている
れるは一気に血の気が引いた気がした
目の前が真っ暗になって
思わずこえくんに走り寄った
その時後ろから聞き覚えのない声がした
知らない刀、服装、羽織、匂い、人
鬼だ?そんな事知ってる…れるの方が、お前より何倍も知ってる
食わない、こえくんは、れるのことは食わない、絶対
日の出…?もう、日が出始めてるのに、今さら…
それ以降、こえくんが話すことはなかった
れるは、見るのが怖くて顔を上げられずにいた
こえくんに触れていたはずの手が
知らぬ間に木に触れていた
あぁ…神様…なんで…この時代だったんでしょう
もっと…何年も…何十年も後かなら…
こえくんとは…もっと長く一緒にいられたかも知れないのに
なんで…こえくんを鬼に産んだのですか…
れると同じ…人間なら…
普通に…人間として出会えていたら…
もっと…違う道があったのかも知れないのに
神様は…なぜこのような選択をしたのでしょうか…
いくつも考えている間に、こえくんの温もりすらも
消えていた
その後、れるは養子として施設にいれられた
そこにはれると同じくらいの年の子が沢山いた
毎日ご飯も出してくれて
お風呂にも入れてくれる
寝る部屋は温かいし
優しい大人の人もたくさんいる
でも、そんなに、シアワセが揃ってても
れるにとっての本物のシアワセは何処にもなかった
END











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。