この農園には7歳の完全に心を閉じした女の子がいる
ゴーンゴーン
朝6時ピッタリになる鐘
ここはGF農園第3プラントだ
エマ 『 みんなー!おきて!朝ごはんに遅れるよ!!』
子供 『 ふぁ~』
子供1 『 エマ~、ひもむすべない』
子供2 『 エマ、髪結んで』
子供 3 『靴はけない 』
エマ 『 ちょっと待って!落ち着いて!』
タッタッタ
エマ 『 よいしょ』
フィル 『 ありがと!エマ!』
ドンッ
トーマ 『 鬼さんこちら』
ラニオン 『 手の鳴る方へ』
エマ 『 やったな〜!!こらぁ!!!』
タタタタ
トーマ、ラニ、エマ 、フィル 『 わはは』
トコトコ
エマ 『 ほはよー!ノーマン、レイ!!』
ノーマン 『 おはようエマ』
レイ 『 ほはよーエマ』
ノーマン 『 朝から元気だね〜』
レイ 『 お前、5歳児か?』
エマ 『 違うぅ!ふたりと同じ11歳!!最年長!!』
ママ 『 ふふ』
ママ 『 エマ、手伝って』
エマ 『 ママぁ』ギュッ
エマ 『 入口からやり直す〜』
ママ 『 どうして?私は好きよ?』
エマ 『 中身5歳のとこ?』
ママ 『 いいえ、家族みんな想いあってるところ』
ママ 『 この39人みんなで朝を迎えられたことに感謝して』
ママ 『 いただきます』
38 『 いただきます』
この農園の決まりは絶対
それは
門へ近づかない
柵を超えてはならない
そして白ずくめの清潔な服
栄養満点のご飯
首筋の番号
そして毎日の勉強
これは”学校のかわり””将来困らないため”
という理由でやっている
カチャ
ビー
どんどん問題を解いていく
そして終わる
結果が帰ってくる
ママ 『 ノーマン、レイ、エマ、ユウ』
ママ 『 すごいわ!また300点満点よ』
そう言ってみんなが褒めるが
私のことは誰も褒めてくれたことはない
そして自由時間
私はいつも図書室にいる
雨の日以外はみんなほとんど外へ行くから中には誰もいなくて楽だ
だって、誰ともかかわらないから
そして
お気ずきだろうか
”いただきます”って言った子供の数を
ママは39人って言ったけど
38人しか言ってない
それはね
私はみんなで食べるよりひとりで食べる方が好きだから
自分の部屋で食べて片付ける
でも、食堂には絶対行かないといけないから
嫌だな…
そして、お風呂はみんなが入ったあとかみんなが入る前だ
寝る時はもちろん
ひとり
私は子供部屋へは足を踏み入れたことがない
そして私の部屋は1階に用意してもらったから寝る時とかはみんなに会わなくていいから楽
今日はこの農園の説明
おやすみ












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!