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第4話

SCP紹介
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2022/04/30 05:43 更新
 








案内人
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本日は今話題のSCPの中から、 私が特に恐怖を感じた最凶のモンスターたちを 8体厳選してご紹介します。


案内人
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まず、SCPが何かをご説明いたしましょう




案内人
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SCPとは「Secure(確保)」「Contain(収容)」「Protect(保護)」の略語です。 
財団のサイトには、自然法則に逆らう奇妙な存在や物体に関する投稿が、不特定多数の人々から大量に寄せられています。










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SCPには、3つの危険制度オブジェクトクラスがつけられます。
Safety<Euclid<Keterの順です。















SCP-049 ペスト医(The Plague Doctor)


アイテム番号 : SCP-049
オブジェクトクラス : Euclid







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SCP-049は、身長1.9m、 体重95.3kgの人型SCPです。
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イングランドの██████で 地元の警察に発見され、 その後SCP財団によって 確保、収容、保護されました。



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その外見は 15、6世紀ヨーロッパに実在したペスト医の衣装に酷似していますが、 
セラミック製に見えるマスクは 顕微鏡検査と遺伝子検査によって 筋組織と同様の構造を有することが 明らかになっています。



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英語での意思疎通が可能であり、 普段はおとなしいSCPですが、 ひとたび彼が「患者(※注1)」と 認識した人間に出会うと、 ある二つの厄介な行動を起こします。(※注1:患者と認識される条件は現時点で不明)
 


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まずひとつは、 SCP-049が患者に物理的に接触し、接触された患者は [データ削除済み]になり即死すること。
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そしてもうひとつが、接触行為で 死亡した患者(SCP-049-2)に対し、特殊な手術を行うことです。
 




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SCP-049は手術に先立ち、 まず目に入る周囲の人間を排除し、 その後、メス、縫合針、縫合糸、 未知の物質が入った薬瓶を収納した バッグを体の中の どこかから取り出します。
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続いてSCP-049-2を メスを用いて解剖し、 さらに遺体の体内に 様々な化学物質を注入します。



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そして手術開始から約20分後、 SCP-049はSCP-049-2を 元どおりに縫合し、手術を終えます。



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手術を受けたSCP-049-2は、手術後数分で再び生体反応を取り戻し、 外見上は元どおり生き返ったように見えます。
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ですが、蘇生したSCP-049-2は 記憶、思考、判断を行う高次脳機能が 失われたように振る舞い、 別の生きた人間に出会うまで ふらふらと彷徨い続けます。



案内人
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一度殺害した患者を蘇生し、殺人マシーンに作り変えるこのSCP。

その目的も正体も 今の所まったく不明ですが、 財団には、彼とある博士が会話した際の 貴重な音声データが残されています。


SCP-049:ここはどこだ?
████博士:何?ここは研究…

[████博士が驚いて記録装置を落としてしまったことによる大きな衝突音]

SCP-049:研究施設? 実に素晴らしい。ここで患者を見かけなかったのも不思議ではないな。やっとわかったよ。
████博士:あ…ああ。いや、君は話せないのかと思っていたよ。少し驚かされた、うん、話せるのか。
SCP-049:勿論話せるさ、先生。
私はただ会話が好きじゃないんだよ。この病気の患者の殆どはかなりの黒胆汁質で、まったく会話に反応してくれないからね。
これで貴方に会うのは何回目かだが、貴方の中にはこの病気が発見できなかった。
ということはだ、貴方も医者なのではないかと思うのだが?
████博士:ああ、その通り。[編集済]と呼んでくれ…しかし、君が言っているのはなんの「病気」のことだい?
SCP-049:おいおい、先生、大悪疫の事だよ2。それ以外に何があるというんだい?
████博士:悪疫…ああ、ペストのことか3。当然予想して然るべきだったな。だが、ここではだれも罹っていないよ。私が君に保証する。 SCP-049:いや、先生、保証するのは私が貴方に対してだよ。ここには悪疫がある。私には感覚でわかるんだ。世界から悪疫を無くす事こそが私の生涯の義務だ。私の治療はこの上なく効果的なのだよ。 ████博士:君の治療?君の治療のお蔭で我々は何百人もの生命を犠牲にしたんだぞ!君の治療は間違っている! SCP-049:先生、私の治療はこの上なく効果的なのだよ。

[SCP-049は黙りこみ、話をさせようという更なる試みはいずれも功を奏しなかった。]




案内人
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上記の内容から、SCP-049は 中世に広く信じられていた四体液説の知識を持っており、「世界から悪疫を無くす」という義務感から 手術を行なっていたことが伺えます。





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また後日談としてSCP-049は財団に捕獲された後、 収容違反(脱走)を行い、 SCP-035と思われる 別のSCPと接触し、 何らかの会話を行なっています。




案内人
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その後SCP-049は 再び財団に捕獲されましたが、 この脱走を境としてSCP-049の口数が急に増え、 手術開始前の患者に 慰めるように話しかけたり、 古い賛美歌を鼻歌で歌っている様子が 観察されたそうです。







案内人
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SCP-035との会話の詳細については 財団が目下解析を行っていますが、 彼らのそれまでの行いを鑑みると、 なんとも嫌な予感しかしませんね…













SCP-106 オールドマン(The Old Man (AKA Radical Larry) 




アイテム番号 : SCP-106
オブジェクトクラス : Keter









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SCP-106は、腐敗の進んだ 老人の姿をしたSCPです。




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動きは鈍く、 同じ場所で獲物を待つ習性があり、 獲物の内臓や筋肉、 腱を傷つけ動けなくしてから、 ポケットディメンションと呼ばれる 自らの住処へと引きずり込み捕食します。
案内人
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これだけでも十分恐ろしいSCPですが、こいつの真の厄介さは こんなものではありません。





案内人
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SCP-106には触れたものすべてを腐食させ、 あらゆる物質のを 通り抜ける能力があるのです。



案内人
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その性質上、通常の手段による 収容は困難ですが、幸いにして SCP-106にはある弱点があります。
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それは、SCP-106が 非常に複雑、あるいは 多様な構造のものに直面すると 混乱し、その構造体への 侵入が困難になるというものです。



案内人
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財団はこの性質を利用して、 SCP-106を40の層からなる 鉛の構造のコンテナに収容し、 さらに収容区画を16の球体のセルで構成、 それらを様々な液体で満たし、 表面や支柱をランダムに組み立た上て、 ダメ押しに同じく弱点である強烈な光を ランダムに照射し続けるという、 読むだけでもものすごく面倒臭い方法で このSCPの収容に(一応は)成功しています。
案内人
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ちなみに財団内には、 このSCPが脱走した場合の 捕獲マニュアルも準備されています。






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もっともそれは、生きた人間の泣き声を囮に SCP-106をおびき寄せるという、 あまりにも残酷な方法ですが…















SCP-939 数多の声で(With Many Voices)
 


アイテム番号 : SCP-939
オブジェクトクラス : Keter







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SCP-939は、真洞穴性生物の 特徴を示す外見に鋭い爪と牙、 そして体高2.2メートル 体重250キログラムの巨躯を備えた 四足歩行の肉食生物です。
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そしてこの時点でお察しですが、このSCPも人間を捕食します。





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…しかもその狩りの方法は狡猾で、以前に捕食した人間の声を発して 別の人間をおびきよせ、 35メガパスカル以上の力を持つ顎で 一気に噛み砕いて殺害するのです。
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SCP-939がどうやって 人間の発声を習得するのかという メカニズムは謎であり、たとえば犠牲者が声を発さず死亡した場合でも、 SCP-939がその人物の声を 発するケースが確認されています。
 


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また、このSCPは定期的に、AMN-C227と呼ばれる エアロゾル(期待中に浮遊する微量な粒子)状の 物質を吐き出す習性を持っています。
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AMN-C227は無味、無臭、無色で これを吸引した場合に前向性健忘を引き起こし、 30分ほど記憶を阻害する効果があり、財団は一時期、記憶処理薬として このAMN-C227を大量生産し、 財団の業務に利用していました。




案内人
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その詳細は上記taleにて確認できますが、 そもそもSCP-939が吐き出したものという時点で こうなる可能性は考慮できたはずであり、 色々とやらかしてきた財団の歴史の中でも かなりお粗末な失敗だったと言えるでしょう…















SCP-953 妖狐変化(Polymorphic Humanoid)





アイテム番号 : SCP-953
オブジェクトクラス : Keter








案内人
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ここまでエグい内容が続いたので、 今度は趣向を変えて美しい女性型のSCPをご紹介します。




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SCP-953は体重8kgの 姿を変化させる能力を持った メスのアカギツネであり、 第二次大戦時の釜山で 最初に発見されました。
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様>SCP-953は々な人物や 物質に姿を変えますが、 中でもよく見られる形態は、狐の特徴(耳、尻尾、瞳など)を持った 魅力的な朝鮮人女性という、 何とも一部の層が大喜びしそうな神秘的なもの。



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人間と会話が可能で非常に親切な性格をしており、 人間に対して米と野菜、肉を使った美味しい手料理を振る舞った記録も 確認されています。
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ただし、彼女は現地で「クミホ」(中国に伝わる 九つの尾を持つ妖狐)と呼ばれて 崇められており、「キツネ」 呼ばわりされると気分を害するので、 交流の際はその点に注意が必要です。



俺達は滝の下で女の子が座って 髪を梳かしてるのを見ていた。

裸ってわけじゃなかった。 あの女は薄いローブを羽織っていた。 美しい子だったが、 脚を見てそれが目標だと分かった。

あの女は脚を隠そうとしたがそれには失敗した。 [エージェント1]と[エージェント2]は それを見て笑ってた。

俺だって俺達が 彼女に太刀打ちできると思ってた。 神よ、俺達は間抜けだった。





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しかし、よくよく考えれば このSCPのオブジェクトクラスは 危険度最悪クラスのKeter。
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一見友好的な これらの行為の裏には、あるおぞましい真実が 隠されていたのです。




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その詳細は、公式サイト内の記録と、 SCP-953の捕獲に関わった職員への 上記のインタビュー資料にて確認できます。
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ただ、あらかじめ断っておきますが、 なかなかに過激な内容ですので、 お食事中の閲覧は 全くおすすめできません。






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最初に趣向を変えると言いましたが、むしろこれが、今までで一番 エグいSCPだったかもしれませんね…




















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今回は最も恐ろしいSCP4選をご紹介いたしました。
 


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またリクエストがあればコメント欄へ









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このお話がよかったらいいねやお気に入りをよろしくお願いいたします








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…では♪

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