第43話

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2021/03/24 04:11
暫くカフェで時間を潰す。
(なまえ)
あなた
久しぶりで、
話したいこといっぱいありすぎて、
私ばっかり喋ってる。
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
はははっあなたの様子が聞けて、
オッパは嬉しいよ。
(なまえ)
あなた
オッパはどうなの?
さっき言ってた彼女は?
どんな人?
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
オッパの事は良いよ。
あなたの話し聞かせて。
(なまえ)
あなた
もう、何で隠すの??!!
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
お!そろそろ広蔵市場に向かうか?
移動したらちょうどお昼位じゃないか?
(なまえ)
あなた
え?もうそんな時間?
楽しくてすぐ時間立っちゃうね!
それから2人は広蔵市場へ行き、
屋台のキムパや、おでん、サムギョプサルを、
2人で分け合いながら食べた。
(なまえ)
あなた
オッパ!あ~んしてあげる!!
あ~ん!
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
お!あ~、あっ熱っ!!
(なまえ)
あなた
あははははっ
お腹一杯になったね~。
次は…ソウルタワーだ!!
二人はタクシーでソウルタワーに向かった。
(なまえ)
あなた
うわぁ!すごいオッパ!展望台登ろ!
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
あなたは元気だな!!
展望台からはソウルが一望できる。
(なまえ)
あなた
夜来たら夜景がきっと綺麗なんだろうね。
今度は夜来ようよ!
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
ここは、あなたと来れたからもう良いや。
(なまえ)
あなた
え?彼女さんと来る下見でしょ?
ちゃんと下見しておかなきゃ!
ねぇ、『愛の南京錠』見に行ってみよ!
タワーの下にはキーツリーがたくさん並んでいる。
(なまえ)
あなた
わぁ!オッパ!本当に南京錠がかけられてる!
恋人同士じゃなくても良いんだって!!
私たちも南京錠買って着けてみようよ!
その南京錠は油性ペン付きで売られており、
メッセージが書き込める様になっていた。
(なまえ)
あなた
オッパ!何て書く?
私はね~え~と。
あ!みちゃダメだよ!
オッパは反対側に書いてね!
はい!
ハオンは躊躇したが、南京錠に書き込んだ。
そして、それをキーツリーにかける。
(なまえ)
あなた
あ!オッパ私の見たでしょ?
私にも見せてよ!
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
よし、着けた!
最後に河川敷の公園だって?
さぁ行こう。
もう、そんなに時間無いだろ?
(なまえ)
あなた
あ!本当だ!!
また、タクシーを捕まえ河川敷にある公園に向かった。
川沿いにある広場で、2人は肩を並べ歩く。
(なまえ)
あなた
あっという間に時間過ぎちゃったね。
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
そうだな。
あなた。素顔で来てくれてありがとうな。
(なまえ)
あなた
ははは。
素顔で出かけるなんて何年ぶりだろ。
オッパも久々でしょ?私の顔。
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
うん。見れて良かったよ…
あなた、綺麗になったな…
(なまえ)
あなた
え?イケメンのオッパに言われてもなぁ~
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
あなた…
(なまえ)
あなた
な~に?オッ…
突然、ハオンに抱き締められるあなた。
(なまえ)
あなた
ッパ…??
どうしたの?
何かあったの??
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
ごめん…暫くこのままでいさせて…
(なまえ)
あなた
オッパ…
少したつと、ハオンはあなたを離した。
(なまえ)
あなた
オッパ…何か合った?
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
いや…何でもないんだ…
あなた、もう行くよ。
見送られるのはなんか、悲しいから…
ここで別れよう…
あなたを見送りたい。
(なまえ)
あなた
え?こんな所で?もうちょっと一緒に居ようよ!!
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
いや、このまま行ってくれ…
頼むから…
顔を下げて言うハオンの顔色は見えない。
(なまえ)
あなた
え?あ…うん…
わかったよ… 
じゃあ、オッパ!日本に着いたらまた、
連絡してね!心配だから!!
じゃあ行くね!バイバイ!!
何度も振り返りながら遠くに行くあなた。
だいぶ離れた所で、ハオンの目からは涙が滲む。
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
あなた…さよなら…
見えなくなるまで見送ると、ハオンは空港に向かった。

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