あの頃悩んでた悩みは
形を大きく変えて
まだ僕たちを悩ませ続けてる
あの頃以上に息苦しさや孤独を感じて
癒やしや愛を求めてる僕たちに
またこうして巡り会わせるなんて
どうかしてる
優しく笑ったヒョン
どうして驚くの?なんて
聞かなくても分かる
僕が思ってるよりももっと
綺麗になってるんだろうね
どうして何も言わずにいなくなったのか
連絡を取るのさえ拒否されたのか
あれからどうしてたのか
今はどうしてるのか
どうして僕たちに会いたいと思ったのか...
聞きたいことは山積みだ
スケジュールを見ながら
あなたが全員と会える時間を探す
明後日の夕方
ミーティングの後にそのまま時間をとることにした
あなたにはヒョンが伝えてくれるらしいから
確かにそうだ
結局ヒョンが出ていって1人になったとき
ずっと頭にはあなたのことが浮かんで
仕事になんてならなかった
高校の合格を飛んで喜んだこと
制服を着たあなたと勉強をしたこと
メッセージで近況を伝えあったこと
どれもはっきりと思い出せる
5年程経ったのか...
今のあなたはどんな姿をしてる?
あの頃みたいに笑ってくれるのかな
僕たちはこんなにも変わってしまったけど
あなたは変わらないでいてくれてるかな
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。