ちなみに…
掘り下げの時は ☕️ ← このマーク使います
( 作者の休憩的な感じで… )
私があなたちゃんと初めて出合ったのは…
私が高校生の時だった
父の喫茶店でバイトを初めて間もない頃…
今よりも繁盛してなくて…暇で暇で仕方なかった…
そんな私が暇でカウンターに突っ伏していた時
カラン
カラン
まだ暑さが残る季節だったからか、
柔らかな肌が見えるゆったりとした半袖に
温かみのあるブラウンのベストを纏い…
動きに合わせて揺れるツインテールがよく似合う
小さなお客さん
これが…私の初めてのお客さんだった
声をかけられるとは思っていなかったのか
クリクリとした大きな目を更に大きくし
びっくりした表情を見せた
コテンと可愛らしく首を傾げ、
年相応の反応を見ると、心が癒された
そんなヒナオは、自慢気に言う
私はアルバイトを始める前
よく一人のお客さんのお話をしてくれた
「 そのお客さんは、毎週決まった日に必ず来て
オレンジジュースと、ケーキを一つ頼むんだ 」
いまキッチンで調理をしている父は
そのお客さんのことを あなたちゃん
と呼んでいた
私はその名前を聞いた瞬間理解した
そういうと、キョトンとした顔をし
けれどもすぐ言われたことを理解したのか…
照れくさそうに、くすぐったそうにあなたは笑った
とても嬉しそうに少しジャンプしながら言った
ペコペコ
ドッタン
バッタン
そう言ってあなたちゃんのお父さん…
もとい、国重さんは深くお辞儀をして
何度も何度もお礼を言っていた記憶がある
そんな喫茶ハルハルだが…
え?なになに??
あぁ 「 なんで廃業してないのか 」 ね?
それはもう少ししたらわかるよ
そのまま行っちゃおっか!
ポト❄️
ポト❄️
雪が降っているからか
いつもより人通りが少なく
ガラリとした店内には少し冷たい空気が漂っていた
クリスマスは国重さんが頼んだホールケーキがあったな
お父さんはどんなデザインを考えているのだろう
今後この店はどうなっていくのだろう…
そんなことを呑気に考えていたら…
カラン
カラン












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。