仮屋瀬side
最近きよちゃんと2人でいられる時間が減った。
クックパッドライブにソロのお仕事に
きよこたでのお仕事。
僕の番であるきよちゃんが活躍できる場が
増えてるのは嬉しいけど…本当は…
朝
時間を確認しようとスマホをつけると
一通のメッセージ
いつもだったらすぐ返すLINE
でも今日は気分じゃなかった
最近はいつもこうだ。
一緒に寝ているはずだけど
僕が寝てから帰って来て僕が起きる前に
お仕事に行っちゃう
誰もいない部屋で1人呟いた
トントン
元気よく部屋に入ってくるみなと
けいみなLINE
それから僕はみなととカラオケ行って
帰りにゲーセンも行ったりして
気分転換になった
夜ご飯も食べて
お酒もちょっと飲んで…
脱衣所からバタバタと物音
玄関から自分たちの部屋へ向かう。
道中でリビングに寄ってお水も飲んだ
部屋に着き荷物を片付けた
ガチャっ
ベッドに座り手招きをしてる
本当はお風呂に入りたいところだけど
酔ってたのは確かだし素直に着替えることにした
手を広げて待ってくれてる
僕の頭を撫でながら話してくれる
きよちゃんの声もぬくもりも
全部が暖かい
ずっと我慢してたものが
きよちゃんのせいで溢れてくる
座って頭を撫でてくれてたきよちゃんが
立ち上がった
赤ちゃんをあやすみたいに
背中をぽんぽんしながら左右に揺れてる
こんなことがあってからは
ちゃんと二人の時間も増えて、
僕も寂しくなくなったんだ!
やっぱり僕にはきよちゃんが必要!
end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。