この話はフィクションです。実在の団体、企画には一切関与しておりません。
僕には、とてもとても優しい先輩がいました。
僕が新入りとして入社したときに、一から丁寧に教えてくれたのは、先輩でした。
真面目で、優しくて、僕のことを弟みたいにお世話してくれました。
しかし、日常というものは脆くて壊れやすいんです。
あの日、先輩は新快速として運行していました
しかし、途中の通過駅で悲劇は起こりました。
駅の通過時に、人が先輩に向かって飛び込んだのです。
よりにもよって、時速130kmの区間で。
先輩の体も重症でした。
ー先輩は、なんとか廃車にならずに済みました。
そのことを聞いた僕は、すぐに先輩に会いに行きました。
しかし、先輩はぶつかったときのショックで、記憶を全て失っていました。
JR西日本の車両だったことも忘れており、更にはー
「僕」と過ごした日々の記憶ですら、先輩からは消えてしまいました。
とても、とても僕は辛かったんです。
「いつか先輩が僕と過ごした日々を思い出すまで一緒に居る」そう心に決めました
そして、今です
223系と225系は仲良く走っていきました
おまけ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。