畑野さんのものが無くなっていることに気づいた。
立花「…」
立花さんが辺りを見渡した。
「あの…その袋、あなたの?」
??「…え、あこれ ?」
「これならさっき、あの子が……」
電車に乗っていた人だろうか。
さっきはいなかったはず。
車両の方に近づいてきて、
渡部「ほらね、やっぱり
この人怪しいと思ってた。」
「この人、刃物だって持ってるよ!
刑務所からの手紙だって入ってるし…
前科者!!」
また、車両の中がザワザワし始めた。
『どうしたんです。話を聞きますよ。
あなたのお名前は、』
??「いやいや、その前にさ
俺 なんもやってないんだけど」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!