渡部「…っ、私見てたんだから。
人のものとって」
「そんな人 信用出来るわけないじゃない」
確かに、玲奈さんの言う事は正しい
だけどあの人が畑野さんのものを取った
のも本当かは分からない。
『…あの、畑野さん あの方のお名前って』
私は近くにいた畑野さんに小さな声で聞いた。
「萱島さんです。美容師をしてる…」
"ありがとうございます"
私はそう伝えた。
『…萱島さん、』
私は勇気を出して言った。
萱島「…なんです?」
「はぁ、…お前これ自分で返せよ、」
萱島さんが持っていたビニール袋を玲奈さんに渡した。
「安心してください、(笑)
僕でていきますんで 。」
萱島さんは歩いて森の中へ入っていった。
コートを着て、大きなリュックを背負っている人。
きっと萱島さんは何もしていない。
そう思っていたのに、私は何も言えなかった。
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ペントレ久しぶりーー!!!です。笑
またこれからなるべくたくさん更新しようと思います。🙏🏻😸
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。