第22話

REIKO 勘違い
291
2026/02/25 12:43 更新

僕の好きな人はランが好き。










僕には向けてくれない笑顔をランには向ける。
たまに二人で、僕にはわからない話をすることがある。










確かにランはカッコイイし、優しいし、女性にモテる。
でも、その視線は僕のものにしたい。














私にはライバルがいる。
古家蘭、彼は私の想い人であるレイコと親密である。









彼らは同い年で、たまに2人だけの空気を出す時がある。
それは2人が”親友”だからということはわかっている。










とは言え、ランのことが嫌いなわけではない。
私怨を抜きにすると彼はいい友人である。










-どうしたん?
なんて爽やかな顔をして聞いてくるコイツ。
-いや、ただ顔がよくて腹立つだけ
-なにそれw










レイちゃんとはこんな風に話せない。
何故か緊張して顔が強張ってしまう。
ランと話せるみたいに彼とも話せたらいいのに。










2人きりの部屋でくだらない話をして時間を潰していると、ガチャと扉が開きレイちゃんが入ってくる。
-おはよ〜
2人が挨拶をする。
-ッおはよ










声が1段高くなる。
自分でも分かるほどぎこちない。
そんな私を横で観ていたランは
-顔引きつってるw
なんて揶揄ってくる。









-うるさい!
そう言ってランの腕を軽く叩く。
一瞬、レイちゃんが眉を顰める。










そんなレイちゃんの表情に少しモヤモヤする。
やっぱり、私とランが絡むの嫌なのかな。
なんて考えながら、レイちゃんとランが並んで笑い合う姿を見る。









肩が触れ合う距離、低い素の声で冗談を言い合う。
胸がざわつく。
あれは友情だって分かってる。
でも、レイちゃんとランが並ぶと絵になる。
それも悔しくて...。









-なんかムカつく










その日、帰る時間がレイちゃんと被ったため途中まで送ってもらうことに。
嬉しいけど、緊張するから困る。
さっきからずっとお互い喋らずに沈黙。
気まずい。








-ねぇ、あなたはランの事が好きなんでしょ?
沈黙を破ったレイちゃん。
でもそれは想定のしていなかった言葉。
え?私がランを?
否定しようとするけど、言葉が喉に詰まる。










-...やっぱり。言ってくれれば良かったのに
と私に背を向けるレイちゃん。
違う。訂正しなきゃ。
そう思い、歩き出そうする彼袖を掴む。










-ち、違うよ。
声が震える。
でもちゃんと伝えなきゃ。
そう思い彼の目を見る。










-何が違うの?
レイちゃんは冷静に聞いてくる。
私もそれに答える。
-私が好きなのは、レイちゃん、だよ...









-...え、ほんと?
一瞬、呆けた顔をする。
でも次の瞬間、今までで1番崩れた笑顔を見せる。










-僕さ、てっきりあなたちゃんはランのことが好きなんだと思って、ずっと頑張ってたんだよ。
-頑張ってた?
レイちゃんが優しく微笑む。
-そう、振り向かせようとしてた。










-僕も好きだよ









その言葉が嬉しくて自然と顔がほころぶ。
-あ、やっと笑った!
そう言って頬をつつくレイちゃん。
もう彼を前にしても緊張はない。




















あとがき

リクエストありがとうございます!
更新が遅くなってしまって申し訳ないです🙇‍♀️

ランの友情出演ということで、いかがだったでしょうか?

最初はMAZZELとの曲、ICEをイメージしたストーリーを書こうとしてたんですけど、途中で力尽きました🫠


また、いつも良いね&お気に入り登録して下さってるみなさんありがとうございます。
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ここまで読んで頂きありがとうございます!

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