〜紫耀side〜
廉は髙橋の怪我したところに
消毒をしながら俺に話しかけた
そう言いながら
こちらを見てくる髙橋が可愛らしくて
無意識にそっぽを向いてしまった
俺は全力否定をした
何回も言うようだが
ここは学校
先生と生徒が恋するなんて絶対にあってはならない
ナデナデ
髙橋の頭を撫でると
髙橋の顔は真っ赤で
その分なぜか俺も
頬が火照ってる気がしている
その顔は反則だろ……//
まだ出会って数日
それでも髙橋といると
なぜか落ち着ける
なんだろう…
落ち着けるのもそうだが
それともう一つ
心臓の鼓動が止まらない
守りたくなる…
ずっと心臓がバクバク言ってて
どうしようにも止まらなかった
そして俺は前に岸くんに言われたことを思い出した
いや、違う
そう思って振り払おうとしても
意識をしだしてしまったからなのか
その言葉が頭に染み付いて離れない
早く忘れよう
所詮、俺は教師
髙橋は生徒なのだから
ズキッ
髙橋の言葉になぜか悲しくなった
胸が痛い
そんなこと言うなよ
そう言いたいのに
言葉が出ないのはきっと…
"教師という鎖"に縛られているからなのかな











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。