人生を例える上で使われる言葉とは何であろうか。多くの人は「茨」や「レール」と答えるだろう。2つとも良いイメージがわかない単語である。だが、両方とも輝いた、良い人生だと思う。そのことについて話させてほしい。
茨の道。困難や苦労が伴う人生のこと。決して楽な道ではない。ただ、茨の道を走りきった後には強い輝きを秘めた何かがあると信じている。困難や苦労を抜きに拝むことのできない光が。
それと対極的な比喩表現である「レールの敷かれた人生」。自分で道を選ばず、他者や社会によってあらかじめ定められた道筋に沿って歩む人生を指す言葉である。道しるべがあるため楽に歩めるだろう。だが、本来自分がしたい生き方へむかう道かは分からない。ただ、レールについてみてみると、進む電車を支える「バラスト」と呼ばれる石、枕木。多くのものによって支えられている。レールの敷かれた人生は、先人の多くの支えによって成り立っているかけがえのないものなのだ。「次はレールを敷く側になる」。そのために頑張ればいいと思う。そこには、次世代の光がある。金の卵があるのだから。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。