ふと、目を覚ました
昨日は、あのまま公園で寝てしまったんだった…
ベンチに横になっている
自分のこの体を起こす
硬いベンチで寝てたこと
そして昨日母親に殴られ続けたのも
相待って
身体中の至る所が痛い
あたりを見渡すと
あのお姉さんも、泉ちゃんも居なくなっていた
声が聞こえた方を向くと
屋根のあるところで
泉ちゃんがぺたんと座っていた
とりあえずと
泉ちゃんの方に駆け寄る
どうやら、この純白の肌は
日光に弱いらしい…
つまり、泉ちゃんの母親は
肌のことを知っていて
家を追い出したのか…?
それに白い肌が気持ち悪いって…言われたらしいし…
嬉しそうにはしゃぎながら話している
裏にはきっと…悲しみがあっただろうに
それを感じさせないほどに
この少女の姿は
こちらまで明るくする
さっきまでの、殴られできた
身体中の痛みを忘れるほどには
そんなことを考えてると泉ちゃんから
ぐ〜
というお腹の音が聞こえる
ポケットにお金が無いか探る
咄嗟に家を出てきたから全然ない
だが、数百円を見つけれた
おにぎりぐらいなら買えるだろう
そういいコンビニへ向かおうとする
いってらっしゃいが__すごく嬉しい














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!