第29話

‐助ける‐
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2021/06/22 08:47 更新
キヨ
あなた、こっちはもう誰もいないみたいだ
あなた
分かった、じゃあ私はこっちを探してみる
辺りを見回すも人影などない


私は王子が身を隠していた洞窟当たりを調べた。
あなた
誰かー!
誰かいませんかー!
あなた
いたら返事をしてください!!
そう叫ぶも声が反響する直後にはしんと静まりかえる。
あなた
もう、誰も居ないのかな……



カツン





カツン


あなた
?!
何処からか金属の叩く音が聞こえる。
あなた
誰かいるんですか?!
いたら2回何かを叩いてください!!



カツン、カツン


あなた
待っててください!
すぐに助けを呼びますから!!
私は急いでキヨさん達の元へ行った。
あなた
みんな!
王子の居た洞窟のどこかに人がいるの!
キヨ
何?!
コースケ
洞窟の中に人が?!
フジ
どこかって、何処に?!
ヒラ
考えてる暇なんてないよ、今はとにかく急ごう!
4人を連れて洞窟へ向かった。
あなた
みんな、よく音を聞いて
あなた
助けを呼びに来ました!
まだ無事なら3回叩いてください!!!



カツン、カツン、カツン
フジ、ヒラ、コースケ
っ!?
キヨ
本当に、このどこかに人がいるんだな…
……下から音がする。
ヒラさんは日記の置かれた机の下に手をやる。
ヒラ
ここ!
何か小さい穴と取っ手みたいなのがある!
コースケ
机を動かそう!
コースケさんとフジさんが机をどかした。

壁の下側に小窓のようなものがあった。

しかし小窓は熱で溶かされ開けられなくなっていた。
あなた
これじゃ人が入れない…!
キヨ
そっちに人が隠れられるくぼみがあったら2回叩いてください



コツン、コツン
キヨ
じゃあ今からそこに隠れて、できるだけしっかり耳を塞いでください
あなた
キヨさん、何するの…?

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