第38話

2章 荒野の反逆者
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2023/11/18 01:00 更新
リリア・ヴァンルージュ
お主、何者だ?
(なまえ)
あなた
…、え?


何者…?そんなことを言われても訳が分からない。
いや、本当に何者とは?( 哲学 )



何者………、異世界人…?人間?
オンボロ寮の寮長?ユウの姉?監督生?



たくさんの考えが頭に浮かぶ。



本当に…何者とは…???


そう考えているとき、リリア先輩が口を開いた。


リリア・ヴァンルージュ
まるで分からぬという表情カオじゃな。
リリア・ヴァンルージュ
では、わしが順を追って説明してやろう。



どうやらご説明をしていただけるようです。



リリア・ヴァンルージュ
あれは、まだ入学式があって
間もない頃じゃった。


リリア・ヴァンルージュ
選択授業で、魔法史の授業を受ける前、
少し早く教室に着いておってな、
リリア・ヴァンルージュ
あなたとイグニハイド寮生の
会話をふと耳にしての。
(なまえ)
あなた
はぁ…。



リリア・ヴァンルージュ
そしたら、わしが大好きな
あのスマホゲームをやっているではないか!
(なまえ)
あなた
ん?


スマホゲーム…、

あぁ、アレか!



確か、イグニ寮生にすすめられてやったんだっけな…。


キャラクターも豊富だし、ストーリーも面白いんだよな。




さすがは僕のがイグニ寮生☆




趣味が合うぜ☆

リリア・ヴァンルージュ
すると!お主がやっている画面の
キャラ一覧を偶然見てしもうて!
リリア・ヴァンルージュ
何故あんなにもSSRがいるんじゃ!!!
(なまえ)
あなた
あー、……
リリア・ヴァンルージュ
課金もしてないのにあんなにSSRは
出るもんじゃないじゃろ!?
リリア・ヴァンルージュ
お主!まさか神の手か!?
リリア・ヴァンルージュ
どうしたらあんなにSSRが引けるんじゃ!


SSR…ね、……



いや、……どうしたらいいかと言われても…、
(なまえ)
あなた
ど、どうすればいいんでしょう…?
リリア・ヴァンルージュ
とりあえず!引いてみてくれ!10連!
リリア・ヴァンルージュ
石はいくらでもある!!!
(なまえ)
あなた
アッ、はい。


そうして言われた通りに10連ガチャを引いてみる。





すると…、


















SSR確定演出が来た(((



リリア・ヴァンルージュ
なっ!?なんじゃとッッ!?!?!?



すると、今回のイベントのSSRキャラが
全て出てしまった。


(なまえ)
あなた
、???
リリア・ヴァンルージュ
お主はやはり
リリア・ヴァンルージュ
神の手なのじゃな!!!
(なまえ)
あなた
い、いやいや!
(なまえ)
あなた
自分でも当たらないときもありますし!
リリア・ヴァンルージュ
じゃが、今回のイベのキャラが
全て10連出てしもうたではないか!
リリア・ヴァンルージュ
やはり!わしが見込んだ神の手じゃ!
(なまえ)
あなた
は、はぁ……?


見込まれてたのか……


リリア・ヴァンルージュ
そうじゃ!なにかお礼がしたい!
(なまえ)
あなた
え"っ!?
(なまえ)
あなた
い、いや!大丈夫ですよ!?
リリア・ヴァンルージュ
いや!わしがしたいんじゃ!
リリア・ヴァンルージュ
若人よ。ここは素直に聞いておくのも
礼儀のひとつというものよ。
(なまえ)
あなた
う"……
(なまえ)
あなた
……はい。分かりました。
(なまえ)
あなた
けど、お礼については
何も思い浮かばないのですが
リリア・ヴァンルージュ
いや?一つだけ、
お主にしてやれることがある。
(なまえ)
あなた
え、あるんですか?
リリア・ヴァンルージュ
左様。
リリア・ヴァンルージュ
お主、魔力が多すぎて
制御できてないのではないか?
(なまえ)
あなた
!、
(なまえ)
あなた
ど、どうしてそれを……、!
リリア・ヴァンルージュ
妖精属は魔力に敏感でな。
リリア・ヴァンルージュ
お主は他の人間よりも遥かに魔力が多い。
リリア・ヴァンルージュ
だからこそ、扱いが難しく、
時には人を傷つけてしまう。
リリア・ヴァンルージュ
それすなわち、
制御ができないということ。
リリア・ヴァンルージュ
まぁ、多少は
抑え込もうとしているようじゃが……
リリア・ヴァンルージュ
やり方がわからんのじゃろ?



この人は…この人の目には…、どこまで見えているんだ…



まるで、全てを見透かしているようなその紅い目で
そう問われると誰でも答えてしまいそうになる。









(なまえ)
あなた
……、リリア先輩の言う通りです。
(なまえ)
あなた
僕は魔力を制御できません。
(なまえ)
あなた
抑え込もうとしても
上手く抑え込められなくて……
(なまえ)
あなた
やり方が分からないんです。
(なまえ)
あなた
だからこそ、魔法薬学や実践魔法、
飛行術など、魔法を使う面では
ハプニングを起こしやすいんです。
(なまえ)
あなた
クルーウェル先生にも、
(なまえ)
あなた
「魔法を使わなければ他の生徒よりも
ダントツだが、魔法を使うことになると
お前は魔法が使えないやつと変わりない。」
(なまえ)
あなた
そう言われてしまって、…
(なまえ)
あなた
この世界では分からないことだらけですし
いきなりここに来て、
(なまえ)
あなた
「帰る方法が分からない。」なんて言われて
そんな世界でユウとグリムを守るには、
(なまえ)
あなた
魔法ぐらいしかなくて……、
でも魔力の制御が出来なくて…
(なまえ)
あなた
そのうちにあの二人を
傷つけてしまいそうになって……、
(なまえ)
あなた
そのことを考えていたら、
自分の『大切』を守る力が
その『大切』を壊す力に変化する様で…
(なまえ)
あなた
怖くなっていって……、
(なまえ)
あなた
どんどん……、
魔力が強まっていっている感じがして……



リリア先輩はそこからも、自分の不安と恐怖の話を何も言うことなく、ただ黙って聞いてくれた。


それが自分はすごく安心できて、
その間だけは家族に頼っているような……
そんな気分で落ち着いていられた。


















***



リリア・ヴァンルージュ
よく頑張ったな。


話を一通り終えると、
リリア先輩からその言葉が聞こえた。

その言葉一つだけで、救われる気がした。
リリア・ヴァンルージュ
そんなお主に朗報じゃ。
(なまえ)
あなた
朗報……?
リリア・ヴァンルージュ
あぁ、お主の魔力、
まじない程度なら制御することが出来る。
(なまえ)
あなた
ほ、本当ですか!?
リリア・ヴァンルージュ
あぁ、だが所詮はまじない程度。
リリア・ヴァンルージュ
そのまじないは
いつか解かれることになろう。
リリア・ヴァンルージュ
そのときは、
お主が魔力を制御できているか、
本当に一か八か。
リリア・ヴァンルージュ
そのくらい、お主の力は強い。
リリア・ヴァンルージュ
今、まじない程度に魔法をかけても、
今後とも安全に暮らせる保証はない。
リリア・ヴァンルージュ
まじないとは、
祝福でもあり呪いでもある。
リリア・ヴァンルージュ
今は祝福だとしても
それがいつか呪いに変わることもある。
リリア・ヴァンルージュ
祝福と呪いは紙一重。
リリア・ヴァンルージュ
それでも、まじないをかけられる覚悟、
お主にはあるというのか?



……それでも、一時期だけだとしても、

ユウとグリムを傷つけずにすむ方法があるのなら……




答えなんて最初から決まってる。



(なまえ)
あなた
あります。
その魔法、僕にかけてください。
リリア・ヴァンルージュ
……、よかろう。
リリア・ヴァンルージュ
お主の覚悟、
しっかりとココに受け取った。



シャランッ✨✨✨



リリア・ヴァンルージュ
まじないはこれでかけられた。
リリア・ヴァンルージュ
さぁ、もう日も暮れる。
リリア・ヴァンルージュ
寮に帰るといい。
(なまえ)
あなた
!、はい!
(なまえ)
あなた
今日は色々とありがとうございました!



そして、僕は寮へと足を運んだ。
























リリアside







あなたが帰ったあと、ソファに腰掛けながら、
トマトジュースを1口飲む。
リリア・ヴァンルージュ
マレウスよ、そこにいるのじゃろ?
マレウス・ドラコニア
なんだ、バレていたか。
リリア・ヴァンルージュ
ここに来た時から自室に戻る気など
さらさらなかったくせによく言うわ。
マレウス・ドラコニア
フフフ
マレウス・ドラコニア
リリアも気づいているだろう?
マレウス・ドラコニア
あの人の子には
とてつもない魔法がかけられている。
リリア・ヴァンルージュ
あぁ、しかも我ら"妖精属の魔法"がな。
マレウス・ドラコニア
何…?僕もそこまでは分からなかったな…。
リリア・ヴァンルージュ
アレは妖精属の祝福と言えば祝福であり
妖精属の呪いといえば呪いじゃ。
マレウス・ドラコニア
だが、妖精の魔法であんなに
とてつもないモノにはならない。
リリア・ヴァンルージュ
あぁ、だからこそ、
誰がつけたのか……
リリア・ヴァンルージュ
あんなに膨大な祝福呪いは、
グレートセブンぐらいなのかもしれんな。
マレウス・ドラコニア
それが真実なら人の子はリリアよりも
長生きということになるぞ?
リリア・ヴァンルージュ
そうじゃの。








アイツにまじないをかけた人物……。






妖精属の……、







なぁ、……まさか、お前じゃねぇよな…?






お前は……もうこの世界のどこにもいなかった。







なぁ、……もし、まだ生きてこの世界にいたのなら…








俺の問いに答えてくれよ……、

















         『 イドゥルナ 』












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主
どうも主でございます。
主
最近というかテスト期間なので
あんまり更新できてないんですけど、
主
テスト期間が終われば、投稿しますので
どうぞよろしくお願いします。
主
それと、👁️‍🗨️が9900超えましたね。
主
♡も293で、☆も79ですね。


主
ほんとにありがたいです。
主
実を言うと、この小説ってほかの小説より
断然投稿頻度早いんですよね。
主
この小説が完結に近づいていけば、
ほかの小説も投稿しようと思います。
主
こっちのアカウントでは

ツイステ

薬局ヒーロー

地縛少年花子くん
主
というふうに書いていきます。
主
aki☪︎(サブ垢)のほうでは

ヒロアカ転生

壊理ちゃん
主
という感じで書いていきます。
主
サブ垢のほうは投稿が
すんごい遅いですので
あらかじめ知っておいてください。
主
ほかの小説もちゃんと投稿していきます。
主
ただ、メインという感じのを
完結させてから書こうと思っていますので
主
一度、小説を全て完結させてから、
新しい小説を書こうと思います。
主
ですので今年に新作として出す予定だったものも先延ばしという感じにさせていただきます。
主
ご理解いただけると幸いです。
主
それでは、主からでした。


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