何者…?そんなことを言われても訳が分からない。
いや、本当に何者とは?( 哲学 )
何者………、異世界人…?人間?
オンボロ寮の寮長?ユウの姉?監督生?
たくさんの考えが頭に浮かぶ。
本当に…何者とは…???
そう考えているとき、リリア先輩が口を開いた。
どうやらご説明をしていただけるようです。
スマホゲーム…、
あぁ、アレか!
確か、イグニ寮生にすすめられてやったんだっけな…。
キャラクターも豊富だし、ストーリーも面白いんだよな。
さすがは僕のがイグニ寮生☆
趣味が合うぜ☆
SSR…ね、……
いや、……どうしたらいいかと言われても…、
そうして言われた通りに10連ガチャを引いてみる。
すると…、
SSR確定演出が来た(((
すると、今回のイベントのSSRキャラが
全て出てしまった。
見込まれてたのか……
この人は…この人の目には…、どこまで見えているんだ…
まるで、全てを見透かしているようなその紅い目で
そう問われると誰でも答えてしまいそうになる。
リリア先輩はそこからも、自分の不安と恐怖の話を何も言うことなく、ただ黙って聞いてくれた。
それが自分はすごく安心できて、
その間だけは家族に頼っているような……
そんな気分で落ち着いていられた。
***
話を一通り終えると、
リリア先輩からその言葉が聞こえた。
その言葉一つだけで、救われる気がした。
……それでも、一時期だけだとしても、
ユウとグリムを傷つけずにすむ方法があるのなら……
答えなんて最初から決まってる。
シャランッ✨✨✨
そして、僕は寮へと足を運んだ。
リリアside
あなたが帰ったあと、ソファに腰掛けながら、
トマトジュースを1口飲む。
アイツにまじないをかけた人物……。
妖精属の……、
なぁ、……まさか、お前じゃねぇよな…?
お前は……もうこの世界のどこにもいなかった。
なぁ、……もし、まだ生きてこの世界にいたのなら…
俺の問いに答えてくれよ……、
『 イドゥルナ 』
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!