あの後…結局、抵抗も虚しく、フロイド先輩の寮、
オクタヴィネル寮にお邪魔するという名の
誘拐をされました。
そして、今は……
フロイド先輩に担がれてます。
普通に何気ない声を出してるけど、
すっっっっっごい怖い。
フロイド先輩って191cmあるんだって。
そんな人に担がれたら地面が遠くなるし、
すっごい怖い。
あー、終わった。
フロイド先輩の顔がニヤついてるよ。終わったよコレ。
絶ッ対に良くないこと考えてる気がするんだけど??
マジか…、死ぬ確率は下がったな。とりあえず。
でも、…まぁ、慣れたらいいのか…。
まったく…、聞き分けが良いのか悪いのか…。
***
モストロ・ラウンジ_________
ようやく解放されたかと思いきや、
フロイド先輩が空中から
2mぐらいありそうなところから急に離す。
あっ…やばい落ちる………。
その時、誰かに抱っこをされた。
というか…この声と、一人称…、
そう言いながら、下ろしてくれるリリア先輩。
その言葉を聞き、アーシェングロット先輩は
奥の方へと姿を消して行った。
***
ディアソムニア寮_________
薄暗くて、人が住んでいないような…、
人を近寄らせないような雰囲気を放っている
ディアソムニア寮は、とても………、
とても懐かしく思えた。
***
談話室_________
オンボロ寮とは大違いで綺麗な部屋だな…。
そう思っていると、凄い勢いで扉が開き、
二人の男が息を切らしながら近寄ってくる。
凄い上から目線なんだな…。
その光景を見た2人は、分かるようにため息をつく。
リリア先輩って、確か3年生だったよね…。
リリア先輩の話か…、一体なんなんだろう…。
その時、ガチャと扉の開く音がして、
聞き覚えのある声がした。
※寮服を来ているため、誰なのかわかるかと思っていた。
リリア先輩がそう言うと、
ツノ太郎は僕の方へと目をずらし、
少し黙っていると「 フフフ 」と笑い、話を続けた。
すると、黄緑色のような草原色のような、
鮮やかな光を出して、魔法で移動していった。
すると、今度はコンコンと扉をノックする音が聞こえ、
外から声が聞こえた。
そう言うと、シルバーさんは手際よく
お茶と菓子を置いていき、最後に、失礼しました。
と言いながらドアを閉めて行った。
そして、その言葉にゴクリと唾を呑み込み、
リリア先輩の次の言葉を発するのを待つ。
だが、リリア先輩から発せられた言葉は、
僕の予想を大きく上回った。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。