広臣side
ス)悠羽ちゃん大丈夫?
ス)なんかあったら声かけてね?
近くにいるから!
それからたわいも無い会話して
10分ぐらいたった。
近くのスタッフに声をかけてから
ゆっくり観覧車に向かう。
まだ早いだんかいだからそんなに
混んでなくってスムーズに行けるみたい。
スっと手を差し伸べると少し照れたように
微笑み俺の手を取る。
はしゃぎすぎて疲れたんだろうな笑
悠羽は結構脱力してる笑
悠羽の指を指した場所にはCちーむが
わちゃわちゃしてる
向き合ってるままの状態で座ってる
悠羽を俺は呼んだ。
ここに座れと言わんばかりに
足の間を指すと悠羽はすんなりそこに座る。
悠羽の肩に顎を乗せてギュッと
抱きしめる。
頭を撫でるとふふっと笑って
また外を眺める。
まだもう少し俺の気持ちを伝えるのは
先になりそうだなっと思いながら
降りる直前まで悠羽を腕の中に
入れて抱きしめた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!