第25話

sik 口に出して
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2025/03/03 17:36 更新
⚠︎口調迷子¦話の流れが迷走気味です。
→それでも大丈夫でしたらどうぞ。









最近みんなとの距離が少しずつ離れてくように感じて




戦闘だって自分が1番弱くて足手まといだから。
ゲームだって上手く出来やしない。




でもそんな俺に対してもみんなは優しくしてくれる
離れないで傍にいてくれる。




そんなことは分かっているけれど。どうしようもなく怖くて不安が拭えなくて。自分なんて必要ない気がして








いつも通りタバコを手に取る


sik.
……ふぅ…

全てを紛らわすかのようにタバコを吸う。
何となく楽な気持ちになれるから。


































……もう一本…吸おうかな。
そう思い箱を開けてまた手に取る。ライターに
火をつけてタバコに炎を灯す。揺らめいていて綺麗だ、
なんてぼんやりと思ってしまう。




ジュッ








sik.
い゛ッ…







注意していなかったせいで少し手を傷つけてしまった
タバコの火をつけた部分がタバコを持っていない方の手の甲に当たってしまい痛みと熱さを帯びている。

























心地いいな、なんて思ってしまうのは馬鹿なのだろうか
拭いきれない心の傷がどうしようもなく痛んで、苦しくてどこにも吐き出せないこの痛みが少し紛れる様な
感覚がし、何度も何度も自分の肌にタバコを押し付ける




だめな事だとは分かっている。…所謂自傷行為、という
ものなのだろう。それでもそんなものに縋りついてしまう自分は馬鹿だ。本当に馬鹿だ。……でも今だけは
そんな自分を許して欲しい。どうせ心配してくれる人
なんて居ないんだから。
















とある任務の終わり。また自分はヘマをしてしまった






他のみんなの視線や言葉が怖くなってしまって、
全員の安全を確認した後にすぐ帰路に着いた。





顔が見たくない訳じゃないけど怖い、ごめんなさい
また胸がどうしようもなく苦しい。









sik.
マシになる…方法…



一瞬、頭に悪いことがよぎる。いや、これはきっと悪い
事なんかじゃない。自己防衛だ、守るためだ











そっとタバコを手に取り出す


そして俺はまた自分の手にたばこを



































ガシッ



usm
なに…やってんだ…






usm
テツ。

sik.
……ッぁ…、
そう言われ、彼にそっと手を掴まれる。
手も目線も掴んで離さない。真っ直ぐな瞳をしている








そんな彼が眩しくて、目を逸らしてしまう。






それに確実に傷を見られた、どうしよう。失望される
お前は何も出来ないくせにこんなことはするんだな。
心配されたいだけなんだろ、注目されたいだけなんだろ
って。そう言われるんだ。ヘマばっかりする癖に、こんな形でも迷惑かけてお前なんてOrienceには…って






sik.
…ッ…ハァッ…ごめッ…ごめんなさッ
sik.
俺必要ないよね。初めから居なきゃ良かったよね


ずっと自分で思っていたことを口に出してしまう。きっとみんなは優しいから否定してくれるんだろうし迷惑をかけてしまうから。俺の心の奥に閉ざした想い










バチッ





usm
お前ッ…ふざけんなよッ!!



sik.
…ごめッ…
usm
お前が俺らにとってもどれだけ大切か分かってねぇのか。何も話してくれずに
1人で抱え込んで塞ぎ込んでんのかよ…






usm
……辛いなら「助けて」って言えばいいだろ…ッ!4人でOrienceだろ…。
sik.



みんなを信じきれている、と思っていた自分が間違え
だったのか。はたまた相談せず1人で解決することが
正義だと思っていたのかは分からない。……けど、













こんなに身近にいた理解者に気づけないほど、俺の
思考は盲目的になってしまっていたのだろう。








usm
…仲間が傷ついて悲しまない奴が
いない訳ないんだからな…。





そう言って彼は俺の傷ついた腕をそっと撫でる






usm
怪我したならまずは手当だ。
…拠点戻るぞ、いいな
sik.
…うん



往く宛もない俺の手をそっと導いてくれるような
そんな暖かい感覚に包み込まれている気がした。





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