第34話

罪な人
862
2025/06/22 13:15 更新













______ジョングク先生、
ジョングク
ジョングク
?はい

この子は5組のリ、ソヨン

声をかけてくるのは初めて



______あの…先生に相談したいことがあって…

ジョングク
ジョングク

僕に?

クラスを持ったことはなくて、英語しか持ったことがないから関わりは少ないけど

ジョングク
ジョングク
わかりました
すぐ話せることではないよね、?

______はい、
ジョングク
ジョングク
お昼か、放課後がいいかな?


______お昼は委員会があるから、放課後でもいいですか?
ジョングク
ジョングク
もちろん、ホームルームが終わったら職員室に来てくれる?

______はい、ありがとうございます
ジョングク
ジョングク
いいえ



なんだろう



























ジョングク
ジョングク
おはようございます


今日はみんな眠そうだな

少しだけソクジンに目線を向ける

ソクジン
ソクジン
、……


気恥ずかしそうに会釈された

可愛くてドキッとする




一昨日、彼の家に行って____






ソクジン
ソクジン
泊まっていきませんか

綺麗な顔を赤くしてそう言うソクジン

嬉しくて、そうしたいところだったけど

ジョングク
ジョングク
ごめん…明日予定があって、今日は帰らないといけない
ソクジン
ソクジン
…そっか、すいません
ジョングク
ジョングク
ううん

全部、ソクジンが勇気を出してしてくれてる

それが申し訳なくて、愛おしくて

ジョングク
ジョングク
来週は、特に何もないんだけど…、
ソクジン
ソクジン
、来てくれるんですか?
ジョングク
ジョングク
いい?次は僕がご飯作るから、
ソクジン
ソクジン
いや、いいです、来てくれるなら
ジョングク
ジョングク
、ありがとう

先生だから、まだ、僕自身恋人として接するのにいいのかっていう葛藤があるけど

ソクジンの素直な好意が本当に嬉しい

僕がこんなんで、怯えてて、本当にごめんね


君の気が変わった時、いつでも離れられるようにしてあげたくて


こんなことを言ったら傷つけてしまいそう


玄関で見送ってくれる

ソクジン
ソクジン
ありがとうございました
ジョングク
ジョングク
こちらこそ、美味しかった
ジョングク
ジョングク
……、

僕も何か、したい

不安にさせたくない



靴を履いてソクジンと向き合う

おいで、と手招きをする

ソクジン
ソクジン
…?


もっと来て、


ジョングク
ジョングク
、ちゅ、


うわぁ音出ちゃった、、



ソクジン
ソクジン
………ぇ、、


目、大きいな

びっくりしてる

本当にかっこいい顔、


…え、固まって

急に恥ずかしくなってくる、
ジョングク
ジョングク
、、き、今日はありがとう!また月曜日に!じゃあ!


なんとか笑ってる手を振り、外へ出た

ソクジン、、どう思ったかな

高校生ってこう言うのキモイかな、


はあ…7歳も年上なのに全然余裕ない…


そのまま月曜を迎えた
























ジョングク
ジョングク
はぁ……

はやくソクジンと話したいな

はやく会いたくて、毎日が楽しみになる

こんなに浮かれるなんて久しぶりだな


今日はあの子からの相談を聞いて、勉強してるだろうから行こう















放課後


約束していたリ、ソヨンが職員室にやって来た




______ジョングク先生、

ジョングク
ジョングク
お、来てくれてありがとう
会議室が空いてるからそこで話そ


______ありがとうございます、



会議室に行き、ソヨンに椅子を出して座ってもらい、その隣に僕も座った



______あの、私のこと、知ってますか?

ジョングク
ジョングク
知ってますよ、リ、ソヨンさん
英語最近よく頑張ってくれてますよね


______、ありがとうございます、先生にしか相談できないと思って…
ジョングク
ジョングク
僕?

______はい、
ジョングク
ジョングク
僕でよければ、力になるよ


______、私、あの、
ジョングク
ジョングク
うん


______キムソクジンくんのことが、好きなんです

ジョングク
ジョングク
、……


______全然ちゃんと話したことないけど、去年…雨が降った日に____























激しい雨だった

天気予報で言ってたけど、こんなにはやくから振るなんて思ってなかったから傘も持ってない…どうしよう

下駄箱の入り口で立ち竦んでいると、


後ろから誰かが私を追い越した

よく知ってる

同じ学年なら、知らない人はいない

キム、ソクジンくん


彼はちゃんと傘を手に持っていて、そのまま帰るのかと思ったら、

チラリと、私の方を向いた


ソクジン
ソクジン
…傘ないんですか


______え、あ、はい、忘れちゃって


うわ,話しかけられた…

一気に緊張して固まる私に、


ソクジン
ソクジン
使って

そう言って傘を差し出してきた


______え、いや、いいよ大丈夫!私ここから家近くて!走ってくから!ありがとう!


顔だけじゃなくて、性格までイケメンなんだとこの時わかった

ソクジン
ソクジン
どこら辺?

______え、あ、歩いて10分くらいだから、ソクジンくんが使って!本当に大丈夫、


ソクジン
ソクジン
それなら送ってく


心臓がドクンと波打った


______…、ぇ、



傘を刺すソクジンくん

あ、帰るよね、聞き間違いだ

ぼうっとしてると、不思議そうな顔をして振り向いて


ソクジン
ソクジン
?はやく、送ってくから

聞き間違いじゃなかった…



______ぁ、申し訳ないよ、、


ソクジン
ソクジン
10分なら全然大丈夫
でも10分も濡れながら帰ったら風邪引くよ

どこまでもカッコいい

ソクジン
ソクジン
……、あ、相合傘とか嫌?ごめん、じゃあ傘置いてくから

ええ?


______嫌じゃない!


嫌なわけないし、いや、逆に嫌なのかな、変に緊張するしあのキム、ソクジンくんと…

学校の誰かに見られたら…

ソクジン
ソクジン
そ、じゃあ行こ

そう言って綺麗に笑う彼に引き寄せられたのか、気がついたら隣に立っていた





並べく触れないようにぎゅっと体を縮めて歩く

隣にいる存在感が、あまりにも強くて

ずっとドキドキしてる

ソクジン
ソクジン
どこかで話したことあったっけ

______、、?

ソクジン
ソクジン
俺の名前知ってたよね

______あ、ううん今日が初めて…ソクジンくん、学校ではもう有名だから、

ソクジン
ソクジン
…あー…有名って…


______私も今日初めて話して、本当にいたんだって

ソクジン
ソクジン
俺のことなんだと思ってるのㅎ


______それくらい噂が凄いんだよ?カッコいいって

ソクジン
ソクジン
ふーん


うわぁ普通に話してるよ…

顔見れない、背高いし…

てゆうか、カッコいいって言われてることに全く興味なさそう…


ソクジン
ソクジン
名前なんて言うの?

______、リ、ソヨン、です


変に敬語になる

ソクジン
ソクジン
今日は勉強?


______うん、ソクジンくんも?

ソクジン
ソクジン
うん

イケメンで性格も良くて勉強もできるの…なんでもアリじゃん…


______やっぱり、次の期末テスト大変そうだよね、

ソクジン
ソクジン
あーそっちもしてるけど

______うん?

ソクジン
ソクジン
…まぁ、今はテスト勉強かな


______、うん、



今は、?私は期末テストで赤点取りそうだから流石に焦って勉強してるけど

いつもテスト以外に勉強してるってこと?

でも、なんだか合わせられたような気がして聞けなかった



______勉強好きなの?

ソクジン
ソクジン
最近好きになってきた


______へえ、凄い…どうして?

ソクジン
ソクジン
担任の先生がいい人で、その人のおかげ


______あ!ジョングク先生だよね、あの可愛い先生

ソクジン
ソクジン
あー、そう

______確かにジョングク先生とだったらみんなやる気出そうだね

ソクジン
ソクジン
確かに

______じゃあ、放課後先生といるの?

ソクジン
ソクジン
うん

______そうなんだ、楽しそうㅎ

ソクジン
ソクジン
、楽しい


ちょっとだけ横を向いてソクジンくんの顔を見ると、思い出してるのか優しく笑ってて

ジョングク先生のこと、大好きなんだなーって思った



______いいな、関わりないけど、私も先生に教えてもらおうかな?

ソクジン
ソクジン
…いや、先生放課後忙しいし…
あー、俺はジョングク先生じゃないとあんまやる気出なくて、

______……?


つまり、先生をとらないで欲しいってこと、だよね?

何それ可愛い



______ふふっ、大丈夫だよ、私人といると気が散っちゃって集中できないから

ソクジン
ソクジン
あ、そう…


ソクジンくんて、結構普通の人なんだなー

噂がもの凄いから、ずっと関わることのない高嶺の花だと思ってた

実際顔も性格も物凄くいいんだけど


ソクジンくんのこと、知れよかったな


ソクジン
ソクジン
何組?


______7組

ソクジン
ソクジン
あー__先生担任の


______うん

ソクジン
ソクジン
俺あの人苦手

______私もㅎたぶんみんなそうㅎ



なんでもない話、するんだぁ

なんとなく横顔を見ると、不意にソクジンくんがこっちを向いた

ソクジン
ソクジン
?なに?

___、ううん、ソクジンくんにも苦手な人とかいるんだなって

ソクジン
ソクジン
…だから俺、なんだと思われてんの…

___ふふ、ごめんね、そうだよね!同い年なのに

ソクジン
ソクジン
え、老けて見える?

___え?違う違うㅋㅋ老けてないからㅋ



こんなに楽しく話せるんだ








___ここだよ、本当にありがとう

ソクジン
ソクジン
ん、じゃあ

___なにかお礼したい

ソクジン
ソクジン
いいよそんなの、お礼欲しくてやったわけじゃないから

___、うん、そっか、ありがとう

ソクジン
ソクジン
じゃあね


気さくな笑顔で、手を振ってくれた


___うん、ばいばい



私は全身ちゃんと傘で守られていたのに、ソクジンくんの左半身が濡れていて

この日のこと、ずっと忘れないと思った



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