______ジョングク先生、
この子は5組のリ、ソヨン
声をかけてくるのは初めて
______あの…先生に相談したいことがあって…
僕に?
クラスを持ったことはなくて、英語しか持ったことがないから関わりは少ないけど
______はい、
______お昼は委員会があるから、放課後でもいいですか?
______はい、ありがとうございます
なんだろう
今日はみんな眠そうだな
少しだけソクジンに目線を向ける
気恥ずかしそうに会釈された
可愛くてドキッとする
一昨日、彼の家に行って____
綺麗な顔を赤くしてそう言うソクジン
嬉しくて、そうしたいところだったけど
全部、ソクジンが勇気を出してしてくれてる
それが申し訳なくて、愛おしくて
先生だから、まだ、僕自身恋人として接するのにいいのかっていう葛藤があるけど
ソクジンの素直な好意が本当に嬉しい
僕がこんなんで、怯えてて、本当にごめんね
君の気が変わった時、いつでも離れられるようにしてあげたくて
こんなことを言ったら傷つけてしまいそう
玄関で見送ってくれる
僕も何か、したい
不安にさせたくない
靴を履いてソクジンと向き合う
おいで、と手招きをする
もっと来て、
うわぁ音出ちゃった、、
目、大きいな
びっくりしてる
本当にかっこいい顔、
…え、固まって
急に恥ずかしくなってくる、
なんとか笑ってる手を振り、外へ出た
ソクジン、、どう思ったかな
高校生ってこう言うのキモイかな、
はあ…7歳も年上なのに全然余裕ない…
そのまま月曜を迎えた
はやくソクジンと話したいな
はやく会いたくて、毎日が楽しみになる
こんなに浮かれるなんて久しぶりだな
今日はあの子からの相談を聞いて、勉強してるだろうから行こう
放課後
約束していたリ、ソヨンが職員室にやって来た
______ジョングク先生、
______ありがとうございます、
会議室に行き、ソヨンに椅子を出して座ってもらい、その隣に僕も座った
______あの、私のこと、知ってますか?
______、ありがとうございます、先生にしか相談できないと思って…
______はい、
______、私、あの、
______キムソクジンくんのことが、好きなんです
______全然ちゃんと話したことないけど、去年…雨が降った日に____
激しい雨だった
天気予報で言ってたけど、こんなにはやくから振るなんて思ってなかったから傘も持ってない…どうしよう
下駄箱の入り口で立ち竦んでいると、
後ろから誰かが私を追い越した
よく知ってる
同じ学年なら、知らない人はいない
キム、ソクジンくん
彼はちゃんと傘を手に持っていて、そのまま帰るのかと思ったら、
チラリと、私の方を向いた
______え、あ、はい、忘れちゃって
うわ,話しかけられた…
一気に緊張して固まる私に、
そう言って傘を差し出してきた
______え、いや、いいよ大丈夫!私ここから家近くて!走ってくから!ありがとう!
顔だけじゃなくて、性格までイケメンなんだとこの時わかった
______え、あ、歩いて10分くらいだから、ソクジンくんが使って!本当に大丈夫、
心臓がドクンと波打った
______…、ぇ、
傘を刺すソクジンくん
あ、帰るよね、聞き間違いだ
ぼうっとしてると、不思議そうな顔をして振り向いて
聞き間違いじゃなかった…
______ぁ、申し訳ないよ、、
どこまでもカッコいい
ええ?
______嫌じゃない!
嫌なわけないし、いや、逆に嫌なのかな、変に緊張するしあのキム、ソクジンくんと…
学校の誰かに見られたら…
そう言って綺麗に笑う彼に引き寄せられたのか、気がついたら隣に立っていた
並べく触れないようにぎゅっと体を縮めて歩く
隣にいる存在感が、あまりにも強くて
ずっとドキドキしてる
______、、?
______あ、ううん今日が初めて…ソクジンくん、学校ではもう有名だから、
______私も今日初めて話して、本当にいたんだって
______それくらい噂が凄いんだよ?カッコいいって
うわぁ普通に話してるよ…
顔見れない、背高いし…
てゆうか、カッコいいって言われてることに全く興味なさそう…
______、リ、ソヨン、です
変に敬語になる
______うん、ソクジンくんも?
イケメンで性格も良くて勉強もできるの…なんでもアリじゃん…
______やっぱり、次の期末テスト大変そうだよね、
______うん?
______、うん、
今は、?私は期末テストで赤点取りそうだから流石に焦って勉強してるけど
いつもテスト以外に勉強してるってこと?
でも、なんだか合わせられたような気がして聞けなかった
______勉強好きなの?
______へえ、凄い…どうして?
______あ!ジョングク先生だよね、あの可愛い先生
______確かにジョングク先生とだったらみんなやる気出そうだね
______じゃあ、放課後先生といるの?
______そうなんだ、楽しそうㅎ
ちょっとだけ横を向いてソクジンくんの顔を見ると、思い出してるのか優しく笑ってて
ジョングク先生のこと、大好きなんだなーって思った
______いいな、関わりないけど、私も先生に教えてもらおうかな?
______……?
つまり、先生をとらないで欲しいってこと、だよね?
何それ可愛い
______ふふっ、大丈夫だよ、私人といると気が散っちゃって集中できないから
ソクジンくんて、結構普通の人なんだなー
噂がもの凄いから、ずっと関わることのない高嶺の花だと思ってた
実際顔も性格も物凄くいいんだけど
ソクジンくんのこと、知れよかったな
______7組
______うん
______私もㅎたぶんみんなそうㅎ
なんでもない話、するんだぁ
なんとなく横顔を見ると、不意にソクジンくんがこっちを向いた
___、ううん、ソクジンくんにも苦手な人とかいるんだなって
___ふふ、ごめんね、そうだよね!同い年なのに
___え?違う違うㅋㅋ老けてないからㅋ
こんなに楽しく話せるんだ
___ここだよ、本当にありがとう
___なにかお礼したい
___、うん、そっか、ありがとう
気さくな笑顔で、手を振ってくれた
___うん、ばいばい
私は全身ちゃんと傘で守られていたのに、ソクジンくんの左半身が濡れていて
この日のこと、ずっと忘れないと思った















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。