4月7日
中学最後の始業式
クラス替えは...あたりと言えばあたり
「ねぇーゆりちゃん!また同じクラスになれたね!」
美結と同じクラスだから
中学校3年間、美結とは一度もクラスを離れたことがない。
美結は1年生の頃から誰かに話しかけるのが上手だ
まぁ俗に言う"陽キャ"。
それに対して、私はどうだろう
初対面の人と話すのはもってのほか。
数少ない友達と話すのでさえ、最初は躊躇ってしまう
もし、美結が"陽キャ"とするならば、私は____
「ゆりちゃん大丈夫?」
「え?あ、うん!」
「考え事してたみたい」
「そうだったんだ。あ、もうすぐチャイムなるよ!」
美結に言われて気づいた。
早く席に戻らなければ___。
-キーンコーンカーンコーン-
校舎中にチャイムの音が鳴り響いた
春休み明け、最初で最後の始業式。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。