第50話

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2025/06/10 02:46 更新







次の日の朝私はいつもより早くに家を出て



1人学校に向かおうとした



のに....









あなた
なんで匠海だけいるの?
尾崎匠海
明日あなた早く行くと思うって
京介から昨日の夜に連絡あって
多分はよ行けってことなんやろなって



だからなんで京介は気づくの?



てかそれだったら自分が来てくれてもいいじゃん



でもこれで京介が来てたら



私もっと怒っちゃってたんだろうな



優しくしないでなんて言っちゃったり





尾崎匠海
それで何があったん?
あなた
え?
尾崎匠海
いや、京介となんかあったんちゃうん?
あなた
なんで?
尾崎匠海
わかり易すぎる
前も似たようなことあったやん
中3の俺が来てちょっとした頃




そういえばあった気がするような



しないような





尾崎匠海
まああれは
あなたが俺に怒ってたからちょっとちゃうけど
俺だけ置いて2人で先行ってさ
あなた
あー、あったかも




あの時は匠海が京介と2人でばっかり一緒だったから



私も一緒に行きたかったのにって拗ねて



ちょっと匠海のことからかっただけって言うか



でも京介が前日の私を見て気づいて来てくれた



そういえばその時も京介が気づいてくれたな



私ってそんなに先行きますよオーラ出してる?



なんてそんな冗談は置いといて



匠海になら話してもいいのかな?



匠海=京介の親友って感じだけど



私だってずっと一緒にいたんだもん



いつも京介がらみのことはあんまり相談しなかったけど



匠海だもん



私のために相談乗ってくれるよね





尾崎匠海
で、何があったんですか?
あなたさん
あなた
京介には何も言わないでよ
尾崎匠海
わかってるって
あなた
よし
私さ、昔から京介にずっと告白してたでしょ
尾崎匠海
あなた曰く本気で捉えてくれんってやつな
あなた
でも最近もう諦めようと思って
尾崎匠海
え?なんでよ
他に好きなやつ出来たん?
もしかして翔也くん?
翔也くんとか言ったらアイツ
あなた
違う、勝手に進めないでよ
ってかもしそうだったらなんなの
尾崎匠海
気にせんとって
ほら続きあるんやろ
あなた
京介の彼女にはなれなくても
特別にならなれるのかなとか
私だっていっぱい考えたんだよ
でも京介の優しさがなんか苦しくて
尾崎匠海
アイツあなたにはとびきり優しいもんな
あなた
それが嫌なの
勘違いしちゃうし
そのくせ告白しても無視されるし
昨日なんで怒ってんのかわかんなくて
家に行ったら私が感情的になっちゃって
最終的に頭撫でられてたし
尾崎匠海
いや、なんで怒ってるかぐらいわかるやろ
あなた
わかんないよ
わかるんだったら教えて
尾崎匠海
俺から言うのはちゃうねん
それでなんであなたは怒ってんの
あなた
別に怒ってない
ただ京介から離れないとって思って
私がこれ以上勘違いしないように
全部都合よく受けとっちゃうから
尾崎匠海
あなたはホンマにそれでいいん?




これでいいなんて思ってるわけない



でも私の頭じゃこれしか思いつかなかった




あなた
これでいいかなんてわかんないよ
尾崎匠海
あなたの京介への思いは
そんな簡単に諦めれるもんやと
俺は思ってなかったな




実際諦められてないもん



この気持ちをどうにかして封印しようと頑張って



今現在空回ってるし



尾崎匠海
だって京介が俺の事連れてきたとき
俺の事めっちゃ睨んできたやん
あの瞬間にこの子は京介が好きなんやって
知りたなくても伝わってきたわ
あなた
そんなことないよ
ただ京介が人連れてくるなんて
考えたこと無かったから
尾崎匠海
俺は正直京介から離れる作戦は無駄やと思うな
あなた
そんなこと..


ないなんて言えなかった



クラスも部活も一緒で家も隣



親同士仲良いから夜だってほとんど一緒に食べて



離れられる時間なんて登下校ぐらい






尾崎匠海
てか俺も耐えられへんわ
2人が話さんとか
あなた
何それ
尾崎匠海
もし俺があなたやったら
京介が耐えれんくなるぐらい
好きアピールしまくるわ
それで振られたらその時はその時や
俺があなたのこといっぱい慰めたる
あなた
私今までも結構頑張ったんだけどな
尾崎匠海
それはただ「好き」って言っとるだけやろ
よし!!今から学校行って作戦会議や!!


やっぱり匠海に相談して大正解だったかも




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