起きるとベッドの中だった
動こうとすると全身が痛くて動けない
とりあえず、周りを確認したいのにな
そう思いながらボーッとしていると
倒れる前のことを思い出した……
レイがあの時来てくれたんだ
嬉しかったな
でも、来て欲しくなかった
だって、レイの中ではいつもの元気な私でありたい
って言ってももう、無理だよね
前だって熱なんかで倒れちゃったんだしさ
自分に呆れる
ユカちゃんは私のことが嫌い
私も今回のことで苦手になった
こんなことをする子にはレイは渡せないけど、レイには誰にやられたか聞かれても答えるつもりはない
自分でもどうしたらいいかわからない
誰かッたすけてッ
ガラガラ
フウ 『ビクッ』
誰か来た
誰だろう?
?? 『フウ!?起きてたのか、大丈夫か?』
この声は
レイ、か
出来ればいまは来ないで欲しかったなぁ……
フウ 『大丈夫、心配ありがとう』
レイ 『お、おう』
レイ 『ママ呼んでくる』
フウ 『うん』












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。