『タッタッタッ』
輝く月の光に照らされながら
足音を立てながら走っていた。
どこからか鬼の気配がしたのだ。
しばらくすると
一人の少年が目に入った。
木箱を身にまとっており
黒と緑の一松模様の羽織を着て
何より気になったのが耳につけていた飾りだった。
少年は近づく足音が聞こえなかったのか
あなたを見て物凄く驚いていた。
少年は木箱に触れようてする手を振り払うと
木箱を守るような動作を表した。
そんなにも大切な物なのだろうと思い動きを止めた。
少年は深く頷くと
信じてくれたと言う喜びを表した。
だが少年は「でも…」と続けた。
少年は目を見開き
予想外の展開が起こっている事に
ついていけていない様子だった。
炭治郎は肩から木箱を下ろし
中から禰豆子を出るように呼びかけた。
髪が長く毛先が橙色に染まっていた。
瞳の色は桃色でパッチリとした瞳がとても愛らしい。
寄ってきた禰豆子を撫でた。
とても甘えん坊で妹を見ているみたいだった。
炭治郎はこう言った
一人は【金髪で黄色の生地に白い三角の柄がある羽織】
一人は【猪の毛皮を頭に被っており上半身は裸】
どちらも少し外見が派手みたいだから
探すのには苦労しなさそうだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。