面爪神辯
はぁ…
面爪神辯は悩んでいた
面爪神辯
あいつ、ほんまに誰やねん…
黒奈と一緒にいた碧という男についてだ
面爪神辯
黒奈になれなれしくしよってほんまに…💢
碧の正体を黒奈の兄と知らない神辯は心底悩んでいたのであった
〜次の日の黒奈達の帰宅時〜
赤井黒奈
ん〜…、今日も疲れた…っと、
面爪神辯
よ、黒…
赤井碧
くろにャァ〜!迎えにきまちたよォ〜!!
赤井黒奈
げっ
面爪神辯
まった、おまえ…っ!?
赤井碧
うわぁ、またいるじャん神辯さァん?
面爪神辯
うっさいわ、アホ碧
赤井黒奈
まぁまぁ、神辯落ち着いて!
面爪神辯
んでもっ…!!
赤井黒奈
ったくもう、碧!!さっさと帰るよ!!
面爪神辯
…、
赤井碧
はァい…
赤井黒奈
じゃあね…!
面爪神辯
あぁ…、ん?
面爪神辯
ちょっと待て
赤井黒奈
どうしたの?
面爪神辯
お前ら…一緒に住んでんのか?
赤井黒奈
…っ(ギクッ)
赤井碧
そォんなの、もちろんだよォ〜
赤井黒奈
ちょっとアンタ…!
面爪神辯
…!!
赤井碧
オレたちはカップルだもォ〜ん♡
赤井黒奈
ちょっと、てきとーなこと言わないでよ!
面爪神辯
(嘘…やろ…、)
面爪神辯
(黒奈が…この…アホと…?)
赤井黒奈
えっと、神辯気にしないでっ!じゃあね!
赤井碧
帰ろォ、く〜ろなッ!
赤井黒奈
(てめぇはさっさと死ねっ!!!)
神辯はポカーンとしたまま突っ立っていた
〜黒奈の方では〜
赤井黒奈
ちょっとお兄ちゃん!!いい加減なこと言わないでよ!
赤井黒奈
神辯に変な誤解生んじゃったじゃん!!
赤井碧
だッてェ〜…(シュン)
赤井黒奈
しゅんってなってもダメ!!私が…私が!!
赤井碧
…(プイッ)
赤井碧
だッて…黒奈があんなやつの物になるとか…やだもん
赤井黒奈
私は…!!神辯が好きなの!
赤井碧
(゚◇゚)ガーン
赤井碧
ちョッ、今、なんて…?
赤井黒奈
だから!し、神辯が好きなの…!
赤井碧
あんなやつ…、ダメだよ、
赤井黒奈
…?
赤井碧
あんなやつ…お兄ちゃんがぜッッッたいに許さない!!
その時碧がキレたのか急に妖狐の姿になった
赤井黒奈
ちょっと、急に変身しないでよ!!
魅伮麗
許さない…、許さないよお兄ちゃんは…!!
赤井黒奈
怖い怖い、しっぽ引っ込めてよ!危ないじゃん!
魅伮麗
あんなやつ、俺がたたッ斬る…!
赤井黒奈
…っ、やめろっ、つってんだよ!
魅伮麗
Σ(OωO )ビクッ!?
赤井黒奈
いい加減しつけぇんだよ、クソ兄貴!
赤井黒奈
ちっとは、妹のこと考えて静かにしろってんだよ、テメェ。あ?
魅伮麗
ちョッ、まッ、黒奈ッ…
黒奈は机をダンッと踏んで、妖狐になった魅伮麗の胸ぐらを掴んだ
赤井黒奈
分かったらとっとと黙れ、兄貴
赤井碧
ご、ごめんよ黒奈…も、もうしないよ…
色々察して耳としっぽを速急に引っ込めた
赤井黒奈
はぁ、どうやって誤解解いたらいいだろ…
〜次の日、学校の帰りにて〜
登竜門姫鬼
く、黒奈さん…いますか?
盗藤 怪
にゃ〜?黒たゃ今トイレだよぉ〜
登竜門姫鬼
あ、じゃあ、…碧さんと神辯さんが来てるって伝えといてください。
盗藤 怪
また神辯さんと碧さん来てんのぉ〜?モテるなぁ黒たゃは
登竜門姫鬼
じゃ、じゃあ、私は先に帰ります…ま、また…
盗藤 怪
ばいばぁ〜い
皇坂青葉
…碧さんって人さ、
盗藤 怪
うおっ、ビビった
皇坂青葉
何考えてるか全然わかんないよね、
物涅包
僕も同じこと思ってた
盗藤 怪
2人とも急に出て来ないでよ、ビックリしたじゃん
皇坂青葉
あぁ、わりぃわりぃ、でもほんとに。まるで…
皇坂青葉
“人間じゃない”みてぇだ
物涅包
…たしかに
盗藤 怪
人間じゃないー?この世でそんな事ありえるのぉ?
赤井黒奈
なになに、何の話ー?
盗藤 怪
あっ、黒たゃ
物涅包
碧さんって人間じゃないみたいだなぁって話…
赤井黒奈
…(ギクッ)、まさかそんなわけないじゃん…💦
盗藤 怪
そんなことより、なんか碧さんと神辯さん呼んでたよ外で
赤井黒奈
…!!行ってくる!
そういって黒奈は文字通り高速ダッシュで校門へ向かった
赤井黒奈
…っ、神辯!!
面爪神辯
黒奈っ
赤井碧
ちょっと、黒奈。オレもいるよ!
赤井黒奈
うっさいわね!
盗藤 怪
わぁ、逆ハーレム(人数少)バージョンだよ
皇坂青葉
俺には心に決めた人がいるからホントは心底どうでもいいんだけどな
物涅包
…誰だよ、それ
皇坂青葉
…、嘘だよ
登竜門姫鬼
…なんか気になります
盗藤 怪
わっ、姫っちいたんだ
布隠静駆
…碧サン、正体、知りたい
物涅包
先生まで
布隠静駆
碧サン、正体、昔、学校、七不思議
皇坂青葉
七不思議ってwww
牙狼紫夏
あら、アンタ達。なになに、可愛いことやってんだい
盗藤 怪
うわぁ、また来たよオバサン
牙狼紫夏
失礼だねぇ、最近の子は
赤井黒奈
神辯!前の付き合ってるってのは嘘だよ!誤解だよ!
面爪神辯
ホ、ホンマか…?
赤井黒奈
そうだよ!お…えっと、碧がてきとーなこと言っただけだから!
赤井碧
てきとーなことだなんて…
赤井黒奈
お兄ちゃんは黙ってて!!
赤井碧
あ
赤井黒奈
…!!(しまった)
面爪神辯
オニイチャン?
盗藤 怪
お兄ちゃん〜!?
皇坂青葉
そ、それは分かんなかったわ…
物涅包
よ、読めなかった…
布隠静駆
七不思議、正体、少し、分かった
牙狼紫夏
って、随分髪色が変わってるから気づかなかったけど、アンタ碧じゃない
赤井碧
あぁ、これはこれは隣の喫茶店の、お久しぶりです
牙狼紫夏
妹ちゃんは元気かい?って、その子が黒奈チャンか、随分大きくなったねぇ
赤井黒奈
あはは、おかげさまで
面爪神辯
お、お兄ちゃん…、つまりアホ碧、お前は黒奈の兄貴ってことなのか?
赤井碧
アホは余計だよ、そうだよ。あーあ、バラしちゃってつまんない!
面爪神辯
よ、よかったぁ〜…!!
こうして今日も平和(?)な日常が描かれたのであった
皇坂青葉
…やっぱ、碧さんは只者じゃない気がする…
続く
いいねして作者を応援しましょう!
続きはまだありません
アプリなら
お気に入り作品の更新をPush通知で受け取ることができます!
コンテスト受賞作品
もっと見るONE N’ ONLYオーディオドラマ原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 恋愛
「ねぇ、好きって言って?」
「いったぁ…」 廊下でぶつかって…なんて、マンガみたいに始まった恋。 「ねぇ、先輩? 好きって言って下さい。」 「えっ!?」 これは…告白? 毎日が楽しくて。 キミがいるだけで、幸せ。 そんな日々がずっと続くと思ってた。 「先輩…ごめん。」 「…え?」 その幸せを奪われた私は…どうなるの?
- 青春・学園
あの日、あのバス停で
右足の感覚がなく、 小学5年生から特別支援学校に通っている 中学3年生の百々瀬 なう は、 生まれてはじめての大きな決断をする。 それは________ 『行きたい学校を自分で決める』 なう には夢があった。 普通の高校生活を送ること。 自分の足で歩いて、走って、 文化祭をして、体育祭をして、クラスの仲間と 笑って、泣いて________ その夢を叶えるために。 同じ中学校だった友達は みんな併設された高校に行く中、 なうは1人、 バスで30分かかる春空高校を選んだ。 表紙画像(編集・文字入れ前)Tamaki 様 表紙画像(編集・文字入れ後)作者
- 恋愛
あの日の音楽室に刻まれた恋の音色
好きだった先輩に振られた私。 自分の世界は、灰色に変わっていく はずだったんだ・・・ でも、私の世界がまだ、色を保てている ってことは、あの日・・・音楽室で聴いた あめ君のギターのせいだろう。 恋は、辛くて苦い・・・ もう、恋はしないって決めてたのに あめ君の、奏でる音色に 私は、小さな恋をしてしまったんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。