目が覚めると私の横では勇太が綺麗な寝顔ですやすやと眠っていた。
いつも通りに起き上がり動こうとしたその時、また激しい痛みが私を襲う。
痛みに耐えきれず涙が出てくる。
そんな時勇太の目が覚めた。
そう言うと勇太は優しく私のお腹をさすってくれた。
やっぱり、勇太と一緒だとなんでも乗り越えられる気がしたのは気のせいでしょうか、?
しばらくして、だんだん痛みが引いてきた。
勇太は買ってきてくれたココアを開けて渡してくれた。
でも、くれたのはココアだけじゃなくて勇太からのあまーい、あまーいきす。
私が照れていると勇太はぎゅっと抱きしめてくれた。
はじめはブルーだったこんな日も、勇太がいればいいって思えたのは内緒にしておきます、♡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!