高三の春、始業式、一目惚れをした
そんな会話も耳に入って来ないほどに目が見入ってしまう
高校2年間全く恋愛をしなかった、と言ったら嘘になる
自分で言うのもあれだけど顔は良い方で
毎日外の花に水やりをしてるから校内では結構有名らしい
だから告白される事もたまにあった
一度だけ付き合った事もある
けど、どれも何かピンと来なかった
……誰も信じてくれないみたいで
そう言って隣に来て窓の外を眺めてくる
目線が合う
目線が合ったので微笑んだら少し嫌な顔をして友達と再び話し出した
何がいけなかったんだろうと思いながらも気になってしょうがない
そう言ってさっきの子を探しに颯爽と教室を出た












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。