『おぉッ~!!」
皆が俺の指示に従って動いてくれた。
ストリームとスパークがヌスムゾーを、ウィステリアがロータスと戦っている間、俺とグラースは一刻も早くシスルと戦って、ないくんを助け出すッ...!!!
ないくんの方を見るともうシスルに首は締められてはいないが、気絶している様子だった。
今から俺達がないくんのことを守るからっ...!!
そして、また6人で一緒に遊ぼうッ...!
ストリームside
僕は今、スパークと一緒にヌスムゾーを倒してる。
さっき、ヌスムゾーに攻撃されて怪我をしているから思うように動けないっ...!
ただでさえこのヌスムゾーは強いんだからスパークの足を引っ張らないように僕は役に立たないとッ...!
ないちゃんの些細な事でも気づくソウルとグラースなら大丈夫だと信じてるから。
ウィステリアside
僕は今、敵の幹部であるロータスと戦っている。
だけど、
全然攻撃が効かないッ....!
ロータスも全然本気でやっていないからこのままでは負けるッ...!
ここで僕が倒されたらロータスはソウルやグラースの方に行くッ...!
それは何としてでも阻止しないといけない。
ストリームはヌスムゾーに攻撃されて怪我をしていてもなお、ないちゃんを助けるために戦ってるッ...!
別にロータスに勝てなくてもいい。
2人がないちゃんを助けるまで食い止めるだけでいいんだ。
だから、後は頑張れ。
ソウル、グラース。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。