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何もない路地に突如、 血が飛び散る。 それが私の顔をぬらした。 張り付いたものを拭おうともせず、 そのまま歩を進める。 誰かから教わったように、手を合わせて＿＿＿。 『………頂きます』 7 . 7 チャレンジ作品採用 7 . 11 ブロンズ昇格🥉 7 . 18 シルバー昇格🥈 7 . 25 ゴールド昇格🥇 表紙画像／プリ画像より

かつて荒れた国を救っては、姿を消した女王がいた。 そんな彼女を探すべく、立ち上がった一人の男性。 国境を越えた旅が始まるのだが、彼女に近づくにつれて男性が必死に隠し通してきた罪が明らかになってしまう！？ 『どれだけ美しく生きても罪は消えねぇんだよ。』 彼女を見つける為に始めた旅が、彼の罪を暴く旅へと変わってしまう。そして、女王がいる所とは＿＿＿＿＿！？ これは、偽善の仮面を被った《死神》の物語だ。 これは、心臓を奪われた女王が元へ《帰る》物語だ。 ※『暁の天に竜の目』の続編ですが、前作を読まなくても理解出来る内容となっています。 『暁の天に竜の目』↓ https://novel.prcm.jp/novel/dOFJx44WVEduk4mV81yO ※表紙のイラストは 自分で描いたものです。

高校生の未來の放課後の日課は、お隣の303号室に住む大橋 朗の部屋を訪れること。 イタリアンレストランでシェフとして働いていた朗は、彼女の沙希と一緒にいつか自分達の店を持つことを夢見ていたが、三年前に沙希を病気で亡くしてから廃人のようになってしまった。小学生の頃から朗に片想いをしていた未來は、沙希を失くしてから変わってしまった朗を放っておけない。部屋に引きこもっている朗を起こしたり、部屋に溜まったゴミを捨てたり、毎日のように世話を焼いていた。 そんなあるとき、朗が沙希と一緒にいつか店を建てる予定だった土地を売って、アパートも出て行くと言う。 朗との関係を断ちたくない未來は、昔、朗が作ってくれたふわふわのオムライスの作り方をマスターして、朗と沙希が叶えられなかった、自分の店を持つ夢を叶えると宣言して奮闘する。