スパコーン!!!!
部屋に戻るなり✿に頭をぶっ叩かれた私。
結構ちゃんと痛かった。頭の細胞全部死んだかもしれない。
またまた頭を叩かれた。そろそろハゲそう。
まだ出会って少しなのにノリが親友すぎる✿。
ありがとう三途くん。貴方のおかげで親友(?)にも出会えました。流石運命の人。
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少年院の勉強は意外と普通の勉強だった。
学校のような感じ。まぁ確かに少年院に入っていたせいで勉強が遅れたとかだと大変だもんね。
それにしても、、、
ウトウトと机に突っ伏しながら鉛筆を転がす私に、✿は容赦ない言葉をかける。
黒板の前では先生みたいな人が淡々と数式を書いているが、内容は右から左へと流れていくだけ。頭に入るはずもない。
勉強中でも思い浮かぶのはあのピンク髪の少年のことばかり。
血の匂い、溢れる涙、握りしめられた黒いマスク、口元の傷。
あの一瞬が、ずっと頭から離れない。
ぼーっとしてたら当てられた。こういうところも学校みたいだな。
私は立ち上がって黒板に目を向ける。
で、えーっと、なになに?
静まり返っていた教室に小さな笑いが起きる。先生は頭を抱えた。
そんなこんなでなんとか午後の勉強地獄は終わった。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。