第6話

勉強に勉強に勉強
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2026/02/26 11:29 更新
スパコーン!!!!
あなた
痛った!?え!?痛った!?!?
部屋に戻るなり✿に頭をぶっ叩かれた私。

結構ちゃんと痛かった。頭の細胞全部死んだかもしれない。
あんだけ注意したのに何やってんのよアンタは!!!
あなた
すみませんでした。このお口が勝手に動いちゃうんです。これは三途くんに「ウルセェ口だな。塞いでやるよ」ってやってもらわないと黙れない
どこの少女漫画だよ
あなた
ちなみにチューされたまま酸素不足で殺される予定です
どんな少女漫画だよ!!!
またまた頭を叩かれた。そろそろハゲそう。
良い!?私はアンタのためを思って言ってやってんの!これからは余計なこと言わないようにね!?
あなた
んー
うんとかすんとか言いなさいよ
あなた
すん
絶対言うと思った
まだ出会って少しなのにノリが親友すぎる✿。

ありがとう三途くん。貴方のおかげで親友(?)にも出会えました。流石運命の人。
あなた
ちなみにこの後の予定は?
勉強に勉強に勉強
あなた
地獄かここは?
少年院を地獄と思わない方が難しいよ









教師
はい、ここはこうなのでーーー
少年院の勉強は意外と普通の勉強だった。

学校のような感じ。まぁ確かに少年院に入っていたせいで勉強が遅れたとかだと大変だもんね。

それにしても、、、
あなた
眠い
起きてバカ
ウトウトと机に突っ伏しながら鉛筆を転がす私に、✿は容赦ない言葉をかける。

黒板の前では先生みたいな人が淡々と数式を書いているが、内容は右から左へと流れていくだけ。頭に入るはずもない。
あなた
(三途くんは今何してるんだろう)
勉強中でも思い浮かぶのはあのピンク髪の少年のことばかり。

血の匂い、溢れる涙、握りしめられた黒いマスク、口元の傷。

あの一瞬が、ずっと頭から離れない。
教師
おいあなたの名字
あなた
はい?
教師
この問題解いてみろ
ぼーっとしてたら当てられた。こういうところも学校みたいだな。

私は立ち上がって黒板に目を向ける。

で、えーっと、なになに?
あなた
ちょっと先生、日本語書いてくれないと困りますよ
教師
日本語だわ
静まり返っていた教室に小さな笑いが起きる。先生は頭を抱えた。
教師
もういい。座れ
あなた
よっしゃ
何がよっしゃよ
そんなこんなでなんとか午後の勉強地獄は終わった。

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