タケミっちが慌てて声を上げた。
ヒナちゃんが笑顔で言うと、タケミっちは嬉しそうに笑いながら涙を流した。
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タクシーに乗り込んで帰って行く二人を見送る。
答えるとマイキーが私の手を取って歩き出す。
しばらく歩くと、不意にマイキーが立ち止まった。
ちゅっ
マイキーは目を見開きながら、自分の頬に手を当てた。
マイキーを見上げて微笑みながら言った。
マイキーは少しの間唖然と私の目を見つめた後、
そう言って優しく微笑み返してくれた。
ちゅっ
…両肩を掴んでくるから何かと思えば…頬じゃなく…
思わず自分の唇に触れた。
呆然としていると、マイキーが屈んで視線を合わせる。
そして微笑みながら言ってきた。
そして更にマイキーは私の耳に自分の口を近づけて、
そう囁いた。
酷くか細い声で俯きながら言えば、マイキーが吹き出した。
そう言って、今度は自分からマイキーの手を取る。
返事をすれば、マイキーが指を絡めてくる。
マイキーの手を握り返すと、二人の家に向かって再び歩き出した。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!