第90話

これで終わ……
3,026
2022/04/07 08:20 更新


俺は目黒に1つ言ってないことがある。










それは亮と俺の関係だ。









双子ではあるが









一緒に育ってはない。









親はおれを選び、亮を里親に任せた。










途中まで知らなかったが









途中で気づいた。








『俺は、指輪殺人の犯人だ。指輪を渡したら必ずしてきたんだ。それを破るなんて……出来ない』









目黒「なんで」









『目黒は分かってない。亮は里親に引き取られたんだ。そこで暴力を受けていた。だから目黒くんみたいな存在は嬉しかったと思うよ。』








目黒「だから、繋がりがない」










『目黒くん、ありがとう。』










俺はナイフを取り出した。










『目黒くん、また会おうね』









腹にナイフを刺した。









目黒の口から、血が出る。










目黒「僕は……もう……これ以上……あなたに罪を……重ねさせること……なん……て……出来ない」










その時、目黒が俺の足に触れた。










そしてなにか違和感を感じた。









目黒「亮くん……」









そういうと目黒は息を引き取った。








隠し扉を出て水を1口飲む時









胸が苦しく痛くなった。










その時目黒の言ったことを思い出した。









「罪を重ねさせない」









その後、足を触られた。









俺は全てを察して








急いでパソコンを開き









動画を回し始めた。








『どうも、警察の皆さん。そして全国の皆さん。








最近、復活した指輪殺人の犯人兼阿部亮平です。








死んだって思われてたあの男は










俺の双子の弟です。









そして、指輪殺人は全てをこの俺










阿部亮平が行ったことです。』








弟はもういないけど









全て俺のせいにしたかった。










そしてだんだん声が出なくなっていく。










『今から、警察が来て









まず、俺の遺体が発見されるでしょう









俺のこの殺しを止めてくれた勇者は









隠し扉の奥で眠ってます。









彼の名前は目黒蓮。









彼を殺したあと、俺は毒で刺されました。









初めての殺人は約20年前。









少年が亡くなった事件からです。









長くなってもあれなので終わりますね。










もう、指輪殺人はおきないでしょう。










皆様、安心してください。









これにて、一件落着です。









俺が親友を裏切ったように









皆様の仲のいい人達にも知らぬ顔があるかもですね。








では、また会いましょう。









俺は俺が殺してしまった人達に会いにいきます。』










俺は動画を終わらせ、









最後の力を振り絞り、銃を撃つ。









そして、ポケットに入っていた









1番お気に入りの指輪をつけた。








『これで終わ……』









り。









最後まで言えず、俺は自分の人生を終えた。









みんな、また会おうね。










その後、銃の音で警察が来て









すぐにニュースになったらしい。









そして、時が過ぎていくにつれて









世の中は指輪殺人のことは忘れていった。








ただ、その被害者たちの家族は









忘れることなんてなかった。








命は平等。








人は誰しも必ずその人を大切に思っている人がいる。









俺にも大切に思ってた人が、いたのかもしれない。









どんだけ親しい人にも









知らない顔があるかもしれない。









そう……僕みたいにね。

プリ小説オーディオドラマ