第7話

温かさ
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2024/03/26 05:18 更新
山田伊月
(僕なら大丈夫、兄弟達に嫌われる以上に怖いことなんてもうないんだから)
山田伊月
大丈夫、大丈夫…
足がすくむ、早く動かないと一郎達が危ないだろう。でも、怖いものは怖い。
山田伊月
(くそっ…動け…動けよ!)
そんな僕の思いを嘲笑うように足が震える
中央区の人
おい、早く来い!
山田伊月
(嫌だ、誰か…誰か………)
山田伊月
たす……けて…
天谷奴零
お〜っと?おいちゃんの可愛い可愛い息子が怯えてんだけど……何かしたか?
中央区の人
なっ!天谷度零!
天谷奴零
伊月、大丈夫か?
山田伊月
…えっ?
山田伊月
そ、そうだ!一郎…一郎達は??!!
天谷奴零
心配すんなって、今はもうブクロに付いてる頃だろ
山田伊月
そうか……良かった
中央区の人
邪魔をするな!
天谷奴零
おー、怖い怖い。ほら伊月
と言いつつ零は手を差し出した
天谷奴零
行くぞ
山田伊月
あ、うん!
中央区の人
待て!
飴村乱数
おねーさん、こわーい!
中央区の人
なっ飴村乱数?!
中央区の人
邪魔だ!そこをどけ!!
飴村乱数
やだねー、伊月はぁ僕の大事なポッセだもん♪
山田伊月
乱数…
天谷奴零
大丈夫だったか?
山田伊月
もちろん、大丈夫だよ!
山田伊月
それにしてもお前に助けられるとは…
天谷奴零
なんだ?癪かぁ?
山田伊月
そーゆう所だよ
山田伊月
じゃ、僕は帰る
山田伊月
今日はありがと
天谷奴零
……あぁ、
天谷奴零
その足で帰れるなら帰ったらいい
山田伊月
え?
視線を自分の足に移すとまだがくがくと震えていた
天谷奴零
そんな産まれたての子鹿みてぇな足で帰れんのか?
山田伊月
に、ニヤニヤするな!
天谷奴零
おいちゃんが肩を貸してやろうか?
山田伊月
……頼む
天谷奴零
!(冗談のつもりだってのに)
天谷奴零
しょうがねぇな
と言いつつ零は僕を担ぐ
天谷奴零
お前軽くねぇか?
山田伊月
平均だ
天谷奴零
んな訳ねぇだろ、どう考えても成人男性の平均体重下回ってるぞ
山田伊月
(飯が食えねぇんだよ!)
山田伊月
(それにしても背中に揺られるの気持ち…良い…)
山田伊月
( ˘ω˘)スヤァ
天谷奴零
お?何だ寝たのか
天谷奴零
……お疲れさん
今日はそのまま零の背中で揺られながら帰った伊月くんであった!

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