誰かに頭をつつかれる感触とともに目が覚めた
夜空だったはずの空は
いつの間にか星や月が消えて朝になっていた
私の頭をつついた張本人
フクロウであるホコは時々居なくなってしまう
だが、ゲームが始まると帰ってくるため
私はそんなに気にしていなかった
ホコは不思議そうに顔をかしげて
イソップくんに近づく
頭をつつかれてイソップくんは起きてしまった
始めてフクロウを見たのか
イソップくんはホコのことをじーっと見ている
そう言いながらベッドから立ち上がる
大急ぎで荘園のトイレに連れていった
さいわいイソップくんの部屋から近かったため間に合った
イソップくんの手を洗い
私はエミリーさんの所に向かった
エミリーさんの手元を見てみると
注射器や薬草、フラスコなどがあり
医師というよりも
科学者か研究者のようだった
エミリーさんは少し考えると
ひらめいた!と言いそうな顔をした
そう言うと私は布を受け取り
アンドルーくんの部屋に向かった
そう言うとアンドルーくんは私とイソップくんを部屋に招き入れた
アンドルーくんは布を受け取ると
棚から裁縫セットを取り出し
イソップくんの体のサイズを測りながら
手を器用に動かして布を繋いでいく
イソップくんは怖いのか私の服を掴んでくる
そう言うとアンドルーくんは小さいウサギのぬいぐるみを出した
アンドルーくんはそう言うが
ぬいぐるみは古くは見えなかった
所々に直した跡があり
とても大事にあつかわれているようだった
アンドルーくんはイソップくんの耳を塞ぎながら呟いた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。