第6話

新学期
118
2025/09/03 10:56 更新
キーンコーンカーンコーン…


MOB
起立、礼

下校の挨拶が終わり,各自にバラけてゆく生徒たち
新学期,やっと慣れてきた頃だった。
えと
えと
あなたの友達からの呼び名。〜!
席が丁度前後で,仲良くなったえとだ。
(なまえ)
あなた
えとちゃん、どうしたの?
えと
えと
今日,一緒に遊びに行かない!?
のあ
のあ
そうだよ!行こう!
のあは、えとと同中だったらしく、

一緒にいて仲良くなった
(なまえ)
あなた
もちろん行こう!
はたから見たら,会話の花を咲かせているように

見えるだろう。

でも、私は2人の話に合わせる。

この空気を,仲を壊してはいけないことは知っているから。

痛いほど知っているから。
えと
えと
どこ行く?
のあ
のあ
服とか?
(なまえ)
あなた
いいね!
ピコーン


スマホの通知がなった。
(なまえ)
あなた
あ、ちょっと待ってね。
< 七海さん



ごめんだけど今日、碧海お迎え必要みたいで…

教室までお迎え頼めるかな?
最悪だ。

七海ななみさんは、お父さんの再婚相手。

碧海あおみは、私の義理の妹。小学1年生だ。
(なまえ)
あなた
あ〜…
のあ
のあ
(なまえ)
あなた
ごめん!
パチン!と、私は手を合わせる。
(なまえ)
あなた
今日、妹の迎え行かなくちゃいけなくなって…
(なまえ)
あなた
本当にごめん!
のあ
のあ
え〜…
えと
えと
まあ…しょうがないよ。
(なまえ)
あなた
本当にごめんね…!
(なまえ)
あなた
今度埋め合わせ、ぜっったいするから!
のあ
のあ
絶対だよ!
(なまえ)
あなた
約束!
その約束…本物なのかな。
えと
えと
それじゃあのあさん、るなと一緒に行こっか
のあ
のあ
そうだねー。
えと
えと
じゃ!またね!
(なまえ)
あなた
またね、!
私はそのまま小学校に向かう。
(なまえ)
あなた
こんにちは…
MOB
こんにちは!
(なまえ)
あなた
碧海のお迎えに来ました
MOB
あ、碧海ちゃんですね!
MOB
碧海ちゃーん!“おねぇちゃん”お迎えに来たよ!
“おねぇちゃん” その言葉に違和感を覚える。
碧海
あ!おねぇちゃん!
碧海
あのね!きゅうしょくがすっごくね!おいしくって!
話したいことがダムが壊れたように出てきた。
(なまえ)
あなた
碧海ちゃん。お家でお菓子食べながら話そっか?
碧海
おかし!たべる!
MOB
おねぇちゃん、大好きみたいですよ?
(なまえ)
あなた
え?
MOB
ずっとお母さんとか、おねぇちゃんの話してるんです。
(なまえ)
あなた
そうですか…ありがとうございます。
碧海
せんせー!さようならー!
MOB
さようなら!
碧海
おかしー!
家には七海さんも誰もまだ帰ってきていない。

碧海ちゃんは、リビングに駆け出す。
(なまえ)
あなた
葵衣ちゃん。まず手洗おっか?
碧海
はーい!
踏み台を準備して一緒に手を洗う。


ガチャ
碧海
あ!
碧海
ママー!
碧海
パパも!
七海
ただいまー
碧人
ただいま。
七海さんとお父さんが一緒に帰ってきた。

碧人あおと、私の実の父親。
(なまえ)
あなた
おかえりなさい。
七海
あなたちゃん、ありがとね。
(なまえ)
あなた
ううん。大丈夫。
七海
お菓子、食べてたんだ。
(なまえ)
あなた
うん。
七海さんのことを、まだお母さんとは呼べない。
碧人
どうだ?碧海と食べたらいい。
碧海
おねぇちゃんもおかしたべよー?
(なまえ)
あなた
ごめんね。勉強しないといけないから…
碧海
そっかぁ…
七海
本当にありがとうね。
(なまえ)
あなた
大丈夫だって。
そのまま部屋に逃げる。
深く息を吸う。
教室や、リビングは空気が薄い。
部屋は私の唯一の逃げ場所。
あなたのXの名前。
空は快晴なのに、なぜ、こんなにも心は曇りなのだろうか。
そんなコメントに、さっき撮った写真を載せて投稿する。

今日も、Twitterで呟く。

辛いことは全てここに吐き出せば我慢できる気がした。

いいねも、コメントもつかない。

フォロワーもフォローも0だから。

(なまえ)
あなた
はぁ…
コンコン
(なまえ)
あなた
…?
(なまえ)
あなた
どうぞ
碧海
おねぇちゃーん!
碧海
あそぼー!
碧海だ。
七海
ごめんね。あなたちゃん。
七海
遊びたくて、部屋来ちゃったみたい…
七海
今、あなたちゃん勉強中だからだめ!
碧海
やだ〜!
碧海
あそびたいー!
これが毎日のルーティンといっても過言ではない。

碧海が駄々をこねた時点で私に選べる答えは1つしかない。
(なまえ)
あなた
…いいよ。
(なまえ)
あなた
遊ぼっか。
碧海
やった!!
申し訳なさが少しもない。

仕方のないことだけど。
七海
いいの…?
(なまえ)
あなた
大丈夫。また後でするから。
七海
でも…
(なまえ)
あなた
大丈夫だって。
(なまえ)
あなた
七海さんは、夕ご飯作ってきていいよ。
(なまえ)
あなた
碧海ちゃん、見てるから。
七海
本当にごめんね…?
(なまえ)
あなた
よし!何して遊ぼっか!
碧海
おえかきー!
(なまえ)
あなた
いいよ。お絵かきね。
(なまえ)
あなた
紙とクレヨン持ってくるからリビングで待っててね。
碧海
はーい!
(なまえ)
あなた
クレヨン、これでいい?
碧海
うん!
(なまえ)
あなた
はい。どうぞ。
碧海
ありがとう!
碧海
みててみてて!かくから!
(なまえ)
あなた
…素敵だねぇ…
碧海
もんだい!
碧海
これはなにをかいたでしょう!
赤くて、丸い。茎のようなものがある絵だった。
(なまえ)
あなた
え〜…
(なまえ)
あなた
りんご…かなぁ…
碧海
ぶー!
碧海
せいかいは!りんごせいじんでしたー!
めちゃくちゃだ。
(なまえ)
あなた
あー…残念。
ピコン
スマホがなった。
(なまえ)
あなた
ちょっと、絵描いててね。
碧海
はい!
スマホを開くと…











































































 













私が投稿したツイートにコメントが来ていた。












プリ小説オーディオドラマ