僕は他のお客にまふ兄さんが見えないように
盾になった。
それからしばらく楽しい食事会が行われた。
まふ兄さんは酔いが回ってきてからは
顔を真っ赤にしていた。
それからは沈黙。
15分ほど歩いて待ち合わせ場所に到着した。
それからみんなは喋ることなくスマホを
いじってた。
それからしばらくして、なーくんが
沈黙を破った。
どーしたんだろ。
時刻は既に15時半。
💬「るーとくん?」
既読はジェルくんと同様ついていない。
るぅとくんはよく熱を出す。
吐くこともよくあるし。
とりあえず、驚くほど身体が弱い。
だから、みんなるぅとくんには慎重なんだ。
特にさとみくんなんかは、一緒にいる時に
るぅとくんが倒れたことがあるらしく
人一倍、るぅとくんを気遣っている。
あーあ、僕もるぅとくんみたいに
「○○なんです。」とか言えたら楽なのに。
あー、やばい。
眠たくなってきた。
視界がぼやけてくる……。
こんなときに。
なんか、全然聞こえなくなってきた。
やべ、寝ちゃう。
やばい、さとみくんの怒りが莉犬くんにも…
眠たいながらに必死に目を開けていた。
僕の目に映ったのはさとみくんの
振り上げられた手。
その手を照らす照明。
さとみくんを止めようとするジェルくん、
なーくん、莉犬くん。
瞬間、、目の前が真っ暗になった。




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。