第5話

4話
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2025/12/18 10:34 更新
青side
家に帰り僕は、神楽の練習をしていた莉犬くんを引き止め、さとみくんにもらったお守りを渡した
Colon
これ、僕の友達のさとみくんから、莉犬くんにだってよ
Rinu
え、さとみさんって……
Rinu
にーちゃんがよく話してる…?
莉犬くんとさとみくんは互いに面識がない
僕を話を通して、「そんな友達/弟がいるんだなぁ」くらいの感覚だと思う
まぁ、悪いやつだとは思っていないと思うが…
Rinu
……ありがとうって言っておいて
そういって、素直にお守りを受け取る莉犬くん

え、そんな急に…
Colon
不思議に思わないの?
Rinu
…?何が?
Colon
いや、会ったこともない奴が急に莉犬くんにプレゼントだよ?
Colon
少しはおかしく思うでしょ
Rinu
…んー……
Rinu
実は、最近肩が重くてさ
Rinu
幽霊とか信じてないけど、こういう気休めのものは貰っとくだけ得じゃん?
Colon
まぁ……確かに
Rinu
だから……よっしゃー得したー!って思ってww
Colon
適当かよ(笑)
まぁ、気持ちはどうあれ受け取ってくれたのは少し安心する









……これで、莉犬くんについていた怨霊も諦めてくれればいいのだが
プルルルル プルルルル
Colon
ん…?
琴の練習を一通り終えた後、少し休憩しようと思ってネットサーフィンを楽しんでいたところ
登録していない番号から、電話がかかってきた



通話ボタンを押すのに、少し躊躇する
迷惑電話だったら切ればいいか、という脳内会議の判決により、僕はやっと通話ボタンを押した
Colon
もしもし…?
???
『あ、苺野ころんさんであってますか?』
Colon
え、そうですけど…
???
『ッよかった…!!』
知らない人に名前を覚えられております、少しビビった
まぁ、ウチは結構有名な神社だし、知られていてもおかしくないのかもしれない
???
『はじめまして、俺、』
NaNamori
『苺山ななもりといいます』
Colon
はじめまして…
電話越しに聞こえた苺山さんの声は少し落ち着いていた。

気の所為かもしれないが、僕とさほど年齢は変わらないような、幼さも残る声であった。
Colon
あの、僕になにか?
NaNamori
『すみません…少し怪しいですよね』
NaNamori
『苺山家は、苺野家の分家なんです』
NaNamori
『調べてくれればすぐに詳細がわかると思うので、電話だけは切らないでほしいです』
Colon
苺山家…
いちごやま、という文字の並びはどこかで聞いたことがある気がする
僕の頭の隅に残っているということは、彼が僕の家の分家に当たる家の生まれというのは間違いないのだろう


NaNamori
『単刀直入に言いますね』



NaNamori
『今度行われる神祭の、目玉でもある神降ろしと呼ばれる神楽…』
NaNamori
『確か今回は、あなたの弟の…莉犬さんが行われるようで?』
Colon
…そうですけど



NaNamori
『……その神楽、行わないほうがいいです』
Colon
え、なんで…
神降ろしは代々伝わる家の伝統的な舞だ
それをやらないほうがいい、なんて…
NaNamori
『俺たちだって、神降ろしはただの神楽、
 そう思っていました』
NaNamori
『でも、本当はッ……』


NaNamori
『神降ろしを行った人間が生贄となり、その代わりとして豊かな恵みを貰える』
NaNamori
『そんな…死人が出るような神楽なんです』

死人がでる神楽


今までそんなの聞いたことがないし、噂なども特にない
Colon
いや、でもそんな……
Colon
神楽を舞っただけで死ぬなんて聞いたことがないし…
Colon
第一、なぜあなたがそれを知ってるんですか?
NaNamori
『……ころんさんは、霊が見えるんですよね』
Colon
……なんでそれを?

まるで、個人情報が筒抜けのようだった
NaNamori
『……俺の弟も見えるんです』
NaNamori
『それで、今まで生贄となった苺野家の霊に話を聞いて…』
Colon
……
NaNamori
『……信じるか信じないかは任せます』
NaNamori
『……絶対に、後悔のないように。』


そう言われて、電話を切られた












ここで僕は気づくべきだったんだ





僕は、父さんの弟、叔父にあたる人物に、一度も会ったことがない


その人も、神楽で……?
【主の独り言】

すとふぇすらしいですよ

東京ドームで、去年みたいに

すごいですね、東京ドームですよ?

なーさん大好き


……福岡に、九州に来てくれてもいいんですよ?

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