最初は、僕も死んだ
ちぐのいない世界にたえられなくなって
もう、すべてを諦めて
学校の屋上から飛び降りた
普通に死ねたし後悔もしてない
そして今からするのは、
”2つ目の世界線”の話
「ちぐが死んだ」
その事実に変わりはない
後悔もしている
僕がいたのに助けられなかった
その後悔はいつまでも僕の人生にまとわりついて離れない
でも僕はそれで終わらなかった
そのとき僕は高校2年生だった
ちぐが死んで3日後
僕はニ度目だから多少慣れていた
だからと言って喪失感?がマシになるかとそんなことはない
辛かったし普通に泣いた
わかっていたから余計辛かった
あの時痛みは味わった
どれだけ「帰ってきて」と願ってもちぐは戻らない
それをわかっていた
だからこその苦しさもあるんだな、と
後々思った
話を戻すね
僕が出会ったのは紫色の髪をした人
優しくて、1個上の3年生
生徒会長だった
声をかけられたときはびっくりしたなぁ
あの■■■■会長だもん
会長はよく笑う人だった
ふわっと優しい笑顔
モテそうだなぁとか、色々思った
『生きてほしい』
今にも終わりそうだけどまだ終わらないからね?












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。