第2話

一度目
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2026/02/14 07:54 更新
最初は、僕も死んだ

ちぐのいない世界にたえられなくなって

もう、すべてを諦めて

学校の屋上から飛び降りた

普通に死ねたし後悔もしてない

そして今からするのは、

”2つ目の世界線”の話





「ちぐが死んだ」

その事実に変わりはない

後悔もしている

僕がいたのに助けられなかった

その後悔はいつまでも僕の人生にまとわりついて離れない

でも僕はそれで終わらなかった

そのとき僕は高校2年生だった

ちぐが死んで3日後

僕はニ度目だから多少慣れていた

だからと言って喪失感?がマシになるかとそんなことはない

辛かったし普通に泣いた

わかっていたから余計辛かった

あの時痛みは味わった

どれだけ「帰ってきて」と願ってもちぐは戻らない

それをわかっていた

だからこその苦しさもあるんだな、と

後々思った

話を戻すね

僕が出会ったのは紫色の髪をした人

優しくて、1個上の3年生

生徒会長だった

声をかけられたときはびっくりしたなぁ

あの■■■■会長だもん
??
ねえ?
??
君がけちゃくん?
kty
あ、
kty
ななもり会長…
nn
ニコ
nn
はじめまして
nn
もう知ってそうだけど、生徒会長のななもり。です
kty
どうも…ペコ
nn
そんな固くなくていいんだよ
nn
”ちぐさくんの…自殺の件”で色々大変だったでしょ
kty
ちぐを、知ってるんですか?
nn
知ってるも何も、ねぇ
nn
幼馴染、というか
nn
俺の友達、いや違うな
nn
”ヒーロー”の幼馴染?みたいなニコ


会長はよく笑う人だった

ふわっと優しい笑顔

モテそうだなぁとか、色々思った

kty
ところで、僕になんのようですか?
nn
あ、ごめん本題に入るね
nn
俺達のところに来ない?
kty
え?
nn
僕達今すとぷりって言うグループで活動してて
nn
事務所があるのね?
nn
そこに後輩たちとかもいて
nn
ちぐさくんは俺達の後輩のその下のグループ
nn
アンプタックカラーズって言うんだけどね
kty
アンプタック、カラーズ…
nn
ちなみにAMPTAKって書くんだけど
nn
名前を決めるときにね、ちぐさくんが
tg
今度俺の友達のけちゃって子がいるんだけど!
tg
入れてあげてもいいかな?
nn
って言ってくれて
nn
この名前は
nn
あっきぃ
nn
まぜた
nn
ぷりっつ
nn
ちぐさ
nn
あっと
nn
っていうメンバーの頭文字とってるんだよ
kty
…!
nn
気がついた?
kty
K…
nn
そう、ちぐさくんがね
tg
絶対けちゃに入ってもらいたい!
tg
きっと入ってくれるし!
tg
だからみんなお願い!
tg
K、入れてもいいかなぁ?
nn
ってお願いしたの
kty
ちぐが、そんなことを…ポロポロ
nn
ちぐさくんね、言ってたよ
nn
「けちゃには幸せになってほしいんだ」って
nn
今思うと、
nn
きっとちぐさくんは
nn
自分はもうそばにいられないから
nn
自分のいない世界でも君に幸せになってほしかったんじゃないかな?
kty
ポロポロ…ちぐッ…
nn
でね、これは内緒なんだけど
nn
ちぐさくんが
nn
亡くなる前日俺のところに来てね?
nn
あれ?ちぐさくん、どうしたの?
tg
会長、お願いがあります
nn
どうしたのかしこまっちゃって
tg
俺になにかあったら、ピンクの髪をした俺と同クラの男の子に声かけてください
tg
けちゃっていいます
nn
…なんで?
tg
まぁ、内緒ですかね
nn
わかった、
tg
ありがとうございます!
tg
その時は言ってあげてほしいんです
nn
『俺はずっとけちゃが大好き』
nn
『だから泣かないで?前を向いて』



『生きてほしい』


nn
って、
kty
ッ〜ポロポロ
nn
それで、改めて聞くけど
nn
”俺達のところ、来る?”
kty
…ポロポロ
kty
はいっ!ニコッ


今にも終わりそうだけどまだ終わらないからね?

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