*
ジンクス-cc-
〜ジンクスのafter story〜
episode1**
阿部side
行きの新幹線でも佐久間と隣の席だったけど、
帰りの新幹線は間の肘置きの少しの距離だって邪魔に感じて、上にあげて身を寄せ合う
肩を重ねて楽しく話をしていると
ふと、あることを思い出す
阿「あっ佐久間?いつ淡島いく?」
『初デートはラブライブサンシャインの聖地、淡島と決めております!』
ジンクス初日、佐久間が嬉しそうに話をしていたんだ
佐久間を見ると目を輝かせて俺を見つめる
佐「えっ!阿部ちゃん覚えててくれたの!?」
阿「ふふっ、もちろん。俺も佐久間と一緒にラブライブ見てたしさ、佐久間と行きたいな」
阿部ちゃん!って佐久間が横から抱きついてくるから、優しく頭を撫でてあげると
あっ!と佐久間は大きい声をだして顔をあげる
佐「でも、……もう昨日初デートしちゃったね」
そう言って佐久間は少しだけ照れ臭そうにスマホの画面を見る
千秋楽が終わった後、2人で記念公園まで行き、一緒にオブジェの前で写真を撮りにいった
佐久間はずーっと笑顔で「やっぱり2人で歩いた方が楽しいねっ!」って頬を赤く染めていた
佐久間はよっぽど嬉しかったのか、待ち受け画面にしているようだ
阿「んー明日から淡島に行くのもなかなか難しいだろうし、いつかゆっくり行ける時一緒に行こっか?」
そうやって言うと佐久間は、うんっ!と大きく頷いた
長丁場の名古屋公演も終わり、明日から3日間お休みがもらえる
デビューしてから大忙しだった俺らにとって、一緒に3日間もお休みがもらえるなんて本当に貴重だ
阿「佐久間、明日から3日間お休みだけどどうしよっか?」
佐「えっ!俺、阿部ちゃんとデートしたいっ!えっとね…….、………は…..っくしゅん…..!!!!!…….あれ…..?」
阿「え….?ちょっと待って、佐久間もしかして…..」
佐久間を見ると、
ほんのり頬が赤いし瞳もいつもよりうるうるとしている
ーーひょっとしてこれは…..
俺が少し目を細めて佐久間を見ると
佐久間はばっと目を逸らした
#あべさくで妄想
#snowmanで妄想
---------**-----------------
ジンクスがご好評いただきましたので、少しだけafter storyを投稿させていただきます: )**
episode2までを序章としてお読みください★*
*
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!