何週間か経ったこの頃。花京院君が頻繁に家の前を通る気がしてならない。
そういうと何故か挙動不審になる花京院君。私が笑いながら
そう言うと花京院君はいきなり焦りながら、「嫌だなぁ、そんなわけないじゃあないか。」なんて言われる。
何か、隠してる気がする。
今の間はなんなのだろうか。
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今日も今日とて花京院君の緑のお友達が私の机に絡まってきている。
いつも通り撫でてあげながら授業を受けていると、なにか目線を感じた。
横を見てみるとハイエロファントの触手だけだったはずが本体が直接私の隣にいた。
話しかけると、私の手を取ってハイエロファントが頭に私の手を乗せる。
何をしてるのか分からなくて困っているとある思考に思い着いた。
そう聞くと嬉しそうに頷くハイエロファント君。可愛い。
頭をエアなでなでしてあげると何かまた視線を感じた。その視線の方をむくと花京院君がこっちを見て赤面。
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そういうとそれは良かった。と微笑んでくれる。
とても儚い。本当に大好きな同級生だ。
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今は花京院君と帰っていたらひょんなことからその…スタンド使い?にスタンド能力で攻撃を受けているのだが…
ご都合スタンド能力すぎる。
何故かと言うと1つの箱に閉じ込められていて…まあ体制を変えることは出来るのだけれども…
オウム返しで聞くと花京院君は慌ててなんでもないと言い出す。
最近花京院君と関わってきて花京院君が凄い変わった気がする。
色んな人と話すことは出来てるが自分自身をさらけ出してはいない。
けれど、前よりも成長していると思う。
そう言って花京院君の頭を撫でてやると目を見開かれる。
顔を真っ赤にして前髪がピンッと立つ花京院君。
この後無事JOJOがオラオラして助けてくれました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。