第35話

作戦立てようよ!
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2025/01/30 09:59 更新
倉本祐一
止められるってどういう事だよ。
大沢和馬
第5幹部の浦川ってヤツいるだろ?
小野寺彩
私達、浦川くんと同じクラスなの。
倉本祐一
えぇ!?ガチ!?
大沢和馬
声がでけぇよ。
(てか、制服見たら分かるだろ。)
 正直、現実を理解するのには時間が掛かっている。でも今まで浦川くんとは同級生として、接してきたんだ!
小野寺彩
だからね、同級生の私達なら浦川くんを説得できるかもって思って!
大沢和馬
そういう事だ。
倉本祐一
まぁ・・・分かるけど・・・。
 倉本祐一はどこか不安な様子だった。
倉本祐一
さっきの自己紹介を見る限り、幹部の中でも1番偉いのはあの黒ってやつだろ。
倉本祐一
仮に浦川を説得できたとして、黒をどうやって説得する?
小野寺彩
そこが問題よね・・・。
 分からない。どうすれば良いのだろう?
 幹部は数字が高ければ高いほど多分偉いんだ。
小野寺彩
なら、チャラそうな第2幹部を説得して・・・。
大沢和馬
あの秋ってやつだろ?黒には逆らえない様子だったぜ。
 確かに。
小野寺彩
とりあえず、浦川くんを先に説得しよう!
 今はこれしかない。
 とにかく、できることはやろう。
大沢和馬
浦川に話しかけに行くためにも、隙を作らねぇと。
小野寺彩
そうだね─────




 ドカンッ!!!!!
小野寺彩
爆発音!?
なんだ!?
二階堂紀之
何かが爆発した!!!
 爆発音の影響で、みんなはパニックになっていた。
 警察が来るかもと騒ぐ人。死ぬかもと叫ぶ人。

 けど、私にはこれがビッグチャンスだった。
大沢和馬
行くぞ!
 私達は幹部のところまで走り、浦川くんの腕を引っ張った。
浦川健人
え!?
 そして、工場の裏まで連れて行った。
浦川健人
まさか2人に見られてたなんてね・・・。
大沢和馬
俺もお前が幹部だなんてびっくりだ。
小野寺彩
ねぇ浦川くん。
浦川健人
小野寺彩
取引、中止にしてくれない?
浦川健人
・・・無理だよ。
 やっぱり、そう言うよね・・・。
小野寺彩
なんで?
浦川健人
僕が黒に逆らえると思う?
小野寺彩
大丈夫よ。私達がいるわ。
浦川健人
黒を知ったら、そんなこと言えなくなるぞ・・・。
浦川健人
俺だって黒とは────
浦川健人
・・・何でもない。
 何を言いかけたんだろう。
倉本祐一
とにかく中止にしてくれねぇか?居場所だと思っていた組織がこんなのになるのは嫌なんだ。
浦川健人
誰?
小野寺彩
鈴香のお兄さんよ。
浦川健人
倉本の・・・。

浦川健人
とにかく俺には無理だ。
小野寺彩
・・・浦川くん、私のことタイプなんだよね?
倉本祐一
そうなの!?
小野寺彩
気になってる女の子の頼み、聞けない?
浦川健人
・・・こんなところで何?その下手クソな演技。
浦川健人
それ、福本さんとのデートの時に僕が言ったやつでしょ?
小野寺彩
そうよ?
浦川健人
バカだなぁw小野寺さんw
浦川健人
そんなの噓に決まってるじゃんw
素直に信じちゃって面白ぇーw
小野寺彩
・・・はぁ!?
 体が熱い。これは怒りだ。
 素直なのが良いって言ってたの・・・これ?
小野寺彩
何でそんなこと・・・!!
浦川健人
尾行には気づいてたよ。だから油断させようと思っただけ。
大沢和馬
テメェ・・・。いい加減にしろ!!!
 ドガッ

 大沢くんの拳が浦川くんの顔を殴っていた。
浦川健人
えぇ!?言いのぉ!?幹部を殴っちゃったりして!!
 この人はどこまでもヘラヘラしている。
大沢和馬
うるせぇな。テメェの態度がイライラするんだ!!
大沢和馬
それに、彩を傷つけやがって。
 ドガッ

 浦川くんはもう一回、殴られた。
浦川健人
そこまで本気になっちゃってw
本当に小野寺さんの事好きなんだね~w
大沢和馬
黙れ!!!!!
 ボコッ ドガッ

 私はパニックになってしまい、動けずにいた。
倉本祐一
おい和馬!一旦、やめろ!
大沢和馬
あ?
・・・実に良い度胸だ。
 気づかないうちに、私達の横には幹部が立っていた。しかも4人全員。
小野寺彩
噓・・・。

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