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第3話

正体不明(リムル視点)
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2025/05/17 10:33 更新
俺はリムル=テンペスト

一匹のスライムだ。


通り魔に刺されて死亡し、気がついたら異世界にスライムとして転生していた。

暴風竜ヴェルドラと友達になり、ゴブリンの村を救い、牙狼族と大鬼族を仲間に加え、豚頭帝オークロードを倒してオーク達に仕事を与え、気がついたら一国の盟主となっていた。


武装国家ドワルゴンの国王ガゼル・ドワルゴに俺達の国が認められたことで、今後この国は更に発展するだろう。


そんなある日のことだった。



























ゼギオン&アピト
リムル様!!

ちょうど最近俺の配下に加わった魔蟲のゼギオンとアピトが一体の…鳥?を連れて俺の部屋を訪ねてきた。
リムル=テンペスト
どうしたんだそんな慌てて……って!
リムル=テンペスト
その魔獣?は!?酷い怪我じゃないか!
アピト
花畑で倒れているのを見かけて
一刻を争うと思い急遽連れてきました!

爪の傷跡からして、恐らく大型の魔獣か魔物に襲われたのだろう。

大賢者!完全回復薬フルポーションでなんとかなりそうか!?
大賢者エイチアルモノ
《解。純粋な物理攻撃による出血なので
完全回復薬で問題ありません。》

そうかよかった!なら今すぐ治してやるよ!





そして、完全回復薬をかけた数分後………

























ハッ!傷はっ!?

助けた魔獣が目を覚ました。自己紹介をした後、何があったのかを聞くと、どうやら前世日本人だったらしく、転生してきたばかりらしい。話を聞く限りだと、俺の大賢者みたいなスキルを持っていないっぽい。


同郷の誼で話がしたかった為、ゼギオンとアピトには少しの間席を外してもらい、空見さんに俺も転生者であることを伝えた。初めは信じてもらえなかったけど、俺の十八番を見せたら、すぐに信じてくれた。
まぁ日本人でこのネタが分からない人はそうそういないだろう。



その後、空見さんにこの世界について説明したり、俺のこれまでの経緯を語ったり、雑談したり、とても有意義な時間になった。
リムル=テンペスト
そういえば
空見さんの種族ってなんなんだ?
えー?……なんなんでしょう?
そのままグリフォンとか?

グリフォンか、確かにこの世界ならいてもおかしくはないな。
大賢者エイチアルモノ
《告。この世界に“グリフォン”という
種族は存在しません。》

え、そうなの?じゃあ空見さんは一体……
大賢者エイチアルモノ
《解析鑑定………失敗しました。》

えぇ!?大賢者でも分からないなんて……

一体何者なんだ……?
リムル=テンペスト
……いや、この世界に
“グリフォン”って種族はいないっぽい
まじすか……

うーん………まぁ種族のことは後々考えるとして、空見さんに名前つけないとな。種族名も分からないし、空見遥は前世の名前だし。
リムル=テンペスト
とりあえず名前をつけるか!
え、いいんですか……?
さっきの説明だと
魔素不足でぶっ倒れるんじゃ……
リムル=テンペスト
大丈夫大丈夫!
一人くらい大したことないって!

だよな、大賢者
大賢者エイチアルモノ
《問題ありません。》
そ、そうですか……じゃあお願いします



うーん……そうだな………

リムル=テンペスト
うーん……じゃあ“グリフォン”で!

流石に安直過ぎたか?
グリフォン
あ、安直ぅ……
リムル=テンペスト
分かりやすくていいだ……

あれ?視界が揺れ……
大賢者エイチアルモノ
《緊急事態発生。
体内の殆どの魔素が消費されました。》
大賢者エイチアルモノ
《急遽低位活動状態スリープモードへと移行します。》

なん……で…………
グリフォン
え?リムルさん?
グリフォン
リムルさーん!!?









































三日経って、ようやく俺の意識は浮上した。

なぁ大賢者、あれは一体………
大賢者エイチアルモノ
《解。個体名グリフォンの
内包魔素エネルギー量を見誤りました。》

み、見誤った?
大賢者エイチアルモノ
《告。正確に言うと
グリフォンが本人の気づかない内に
魔素を偽装している模様。》

そんなことできるのか?三日前まで魔素の存在すら知らなかったんだぞ?
大賢者エイチアルモノ
《解。世界には強敵から逃れる為
妖気を極限まで抑え込み
相手に存在を悟らせない種族もいます。
大賢者エイチアルモノ
恐らく個体名グリフォンも
そのような種族と同様でしょう。》

なるほど……でもその肝心の種族が分からないんだよなぁ……
大賢者エイチアルモノ
《引き続き、解析鑑定を続けます。》

頼んだぞ、相棒。











to be continued

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