
ネタがたくさん溜まってきたので書いていきたいと思いますふへへへへへ
ちなみに、このガチャのネタは全部フリー素材なので、二次創作に関わらず趣味で一次創作してる方とか、好きなのあったら何に使用してもらってもOKです。
でも自分で考えたネタだし色々読みたいので、使用したらぜひ私のコメント欄にリンク貼ってください!(紫桃なら特に)
最大級にキモくなった私がいいねとコメントしにいきます
異能力現代ファンタジーパロ 紫桃
どこで道を間違えたのか、と聞かれるとよく分からなくなる。
それくらい曖昧で、流されがちで、自分の意見なんてこれっぽちもない人生だった。
ただ、こんな自分でも何かできることがあるって、そう思い続けて。ただがむしゃらに、手当たり次第に人を救ってきた。
それをたまたま、あいつに見られただけ。
それを見たあいつが、たまたま物好きだっただけ。
後天性心性異能力、“第六感”が俺に発現したのは1⬛︎歳の時。
超能力と呼ばれるファンタジー的なそれは普通の人間には存在を知られることなく、また発現した人間もごく少数派らしかった。
俺に発現した能力は、いわゆる念力とか呼ばれる、少しのものを浮かせたり移動させたりするといったもの。
日常生活でたまに役に立つことはあれど、別に他人に見せびらかしたりするものでもない。
そのちっぽけな能力が俺のごく平凡な日常を変えてくれるはずもなく、能力が発現してからもそれまで通り、普通の生活を送っていた。あの日までは。
どうして俺がこんな腹立つクソガキと一緒に路地裏を走り抜けているのかというと、化け物に襲われていたこいつを抱えて今逃げている。それだけである。
異能力である“第六感”が発現するのは人間だけじゃない。人の思いが受け継がれた物がケガれて化け物になることもある……らしい。
そして厄介なことに、そいつらは人間を殺そうと襲ってくるのだ。
入り組んだ路地を走りに走り、ガキの首ねっこを掴んでとっさに近くのゴミ箱の影に隠れる。
化け物は相変わらず、訳のわからない奇声を挙げながら俺たちを探している。
ため息をついて、目の前のガキをみた。
そいつは小さい身体を震わせて泣いていた。頬に流れる涙を乱暴に拭きながら声をかける。
目の前のクソガキの声を遮る。
俺よりも身体の小さいそいつは目にいっぱいの涙を溜めて、こくりと悔しそうに頷いた。
力一杯叫んだ一言で、俺とガキが真逆の方向に走り出した。
ガキは影に紛れて必死に向こうへ走っていき、俺は化け物の背後に回る。
意識して使ったことなんてほとんどない俺の中の能力を右手に集中させる。
その右手を鉄製のゴミ箱にかざし、浮き上がったそれを思いっきり化け物にぶつけた。
ガキの方向にあいつの矛先が向かないように、手当たり次第に物を浮かせて投げつける。
鉄パイプ、空き缶、もう一回ゴミ箱。
何度も何度もぶつけるが、どれも大したダメージは入ってない。
痺れた右手を奮い立たせて、もう一度能力を集中させようとした時だった。
頭上から声が降ってきて、化け物の頭を何かが貫通した。
見るとそれは、俺が先ほどぶつけまくっていた鉄パイプ。
でもそれは明らかに普通じゃない、俺が第六感で動かしていた時よりも尖って、鋭くて……なんか威力が上がっている。強そうに見える。
そんな強そうな武器に貫かれた化け物はまた奇声をあげて、頭にもがき始めた。
かなりダメージが入ったようだ。
謎の前髪ピンクの指示を受けて、俺はもう一度能力を発動させた。
そこから、俺が物をぶつけて、奴が殴る。それを何度も何度も繰り返した。
何度も、何度も何度も。
どれくらい経ったかわからないくらい鉄をぶつけて、ようやく化け物のカラダがボロボロと崩れて消滅した。
ようやく訪れた戦闘の終わりに、俺は思わず腰の力が抜けて大きな息をついた。
何はともあれ、あのどでかい異形に能力を駆使して、生き残ったのだ。それだけでもう万々歳である。
さて、化け物は片付いたがまだ問題が残っていた。
突如現れた謎の男に疑いの視線を向ける。
すると、誰に向けて言っているのかわからない独り言を繰り返し、興奮していたピンクと目が合った。
気まずくて思わず視線を逸らしたが、その後そいつは俺の顔に地盤の顔を近づけてきた。
最初聞いた時、何言ってんだこいつと思った。
おかしいだろ、って。たった今意味わかんねぇ化け物に殺されかけた一般人を、そんな死にそうな職業に勧誘。しかも超怪しい。
普通に生きてたら疑うし、そんなの絶対にやらない。
けど、
ちょっとだけ嬉しかった。
誰かにこんなに自分を求められたのは初めてで、必要とされているってわかって嬉しかった。
……あいつの手を取った理由は、それだけかもしれないと、今になって思う。
これがやつとの最初。
唯一無二の、相棒との出会いだった。

私の癖という癖を全て詰め込んだお題ガチャから生まれた相棒パロ紫桃です。
そうです、私はこういうのが書きたかった。好評なら続きます。
ちなみに、作者の前の前のアカウントで連載していたファンタジーものの要素を一部入れてます。
前から知ってる人もぜひ楽しんでください。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!