今日は白鳥沢と伊達工と合同練習。
白鳥沢の体育館にお邪魔してます!
私の頭をポンと撫でて澤村くんはコーチたちの方へと走っていった。
私はバスへと戻って荷物を置いていた座席からスポドリの粉を見つけ、体育館へと戻る。
その道中。
迷子になってしまった。
敷地内広すぎないか?!
なんて思いながら歩いていると白鳥沢のユニフォームを着た人がいたからラッキーって思って近づいたのに邪険に扱われてしまい私は撃沈した。
恋愛漫画ではここで誰か私の知ってる人が来てくれたりするんだけどみんな今はアップ中だし終わった…
白鳥沢ユニの人に背を向けて歩き出したところで
肩をグイッと引っ張られた。
何故か私のことを知っている白布くんについて歩いていると急に立ち止まった彼の背中に顔をぶつけた。
いつの間にか私の方に向き直って上から私を見下ろすシラブくん。
シラブくんは私一人だけ体育館に戻らせてどこかへ消えてしまった。
えへへ、と笑うと澤村くんは
と、謝ってきた。
謝ることじゃない、と私は諭してマネの仕事に戻った。
頭の中では今までの記憶を引っ張り出してシラブくんを思い出していた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!