チリリリリン
チリリリリン
チリリリリン
バシッ
ピッビビっっn/,pvh#y/n8:v2
時計のモニターを見ると。
既に短いハリが午前四時を下回っていた。
今日は平日。
だから今日普通に学校がある日
いくらなんでも4時は早いって思う
みんな起きてるのがすごいよ、、、。
いつもそうだけど。朝起きるとベットから落ちている
でも、腰とか痛くないのがすごいと思う。
すまほ、ないな
ブー
ブー
ブー
スマホが見つかったので電話をする
相手は推し関係で仲良くなった同い年の子
プルルルルルルル
プルルルルルルル
プルルルルルルル
何回か音が鳴って。聞きなれた声が聞こえた
少し焦りながら私はタブレットを出して
杏胡から送られてきたURLをタップした
早起きしてやってることは
推しを拝むということ、、
ピロリン(電話切れた音)
今日、学校なんだった
6時32分発だし、
まだ時間あるんだよね
朝ごはんはいつも抜き
食べると気持ち悪くなる
頭痛と吐き気と腹痛
がちゃん
ドアが閉まる音、、てことは
琳寧が聞こえない音でため息をした
そんな会話をしていたら
いつの間にか時計は6時15分を指していた
あ、琳寧は大きめの声出そうとすると何故か照れます
特に変なことはしてません
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。